CPUのオーバークロックなどは、敷居が高いと思われますがソフトなどを使えば簡単にできます。簡単にできるのですが、壊れてしまう場合もあるので自己責任と言えば敷居はやはり高いでしょう。
しかし自己責任であれど、オーバークロックはPCを所有する者としては浪漫のある機能の一つだと思います。CPUのオーバークロックを行うには、オーバークロックに対応したCPUを搭載していなければなりません。
MSIアフターバーナーを入手しよう
MSIアフターバーナーはMSIというメーカーホームページ(https://www.msi.com/page/afterburner)にて無料でダウンロード可能です。
ダウンロードしたら、プログラムを実行し、MSIアフターバーナーとRiva Tuner Statistics Serverをインストールしましょう。
問題なくインストールが完了すれば、MSIアフターバーナーの入手は可能です。
MSIアフターバーナーを起動しよう
通常であればアイコンがデスクトップに生成されます。生成されなければ、スタートメニュー内のプログラムから起動しましょう。アイコンをクリックするか、プログラムを開始させてください。起動画面が立ち上がります。
MSIアフターバーナーの使い方
オーバークロックをする
MSIアフターバーナーが対応するGPUとマザーボードのみで使用できます。対応していないGPUであれば、諦めてください。無料ソフトなので多くは望まないようにしましょう。
Core clockとMemory clockをちょっとずつスライダーを右側にしていきましょう。限界は画面にノイズが出だしたり、ディスプレイに異常が出るまで・・・となるので、徐々に試して具合の良いところを見つけるしかありません。
限界を超過するとCPUやメモリが壊れる原因となります。あくまで自己責任です。最初は壊れても良いようなPCで試していくと良いでしょう。そんなPCは無いという人はオーバークロックはやらない方がいいでしょう。
CPUやメモリーやGPUの負荷状態をゲーム中に投影する
今度は設定画面を開きます。設定を開くと全般、ファン、モニタリング・・・といったタブが沢山ある別ウィンドウが開きますので、モニタリングを選択します。
モニタリングしたい項目をクリックした後に、『オンスクリーンディスプレイでの表示』のチェックボックスにチェックを入れていきます。表示したい項目の分だけこの作業を行います。
各項目について
- Power:電圧
- GPU Temperture:GPUの温度
- GPU使用率:GPUの負荷(グラフにするとGPU usageと出ます)
- FB usage:フレームバッファ
- VID usage:不明
- BUS usage :PCIエクスプレスの使用率
- ファン回転数:ファンの回転速度
- ファン回転速度計:
- コアクロック:GPUの周波数
- メモリクロック;ビデオメモリの周波数
- メモリ使用率:ビデオメモリ使用量
- Temp limit:温度の上限
- Power limit:電力の制限
- Voltage limit:電圧の上限
- No lord limit:不明
- フレームレート:フレームレートの数値
- Frametime:フレームレート1つの表示にかかる時間
- CPU1~8 Temperture:CPUの温度
- CPU1~8 usage:CPU使用率
- RAM usage:メモリの使用量
- Pagefile usage:ページファイルの使用量
- CPU1~8 Clock:CPUの周波数
ちょっと私の知識ではわからない数値もありますが、一応上記の項目はこんな感じで使えます。
気になる項目を表示するようにして、履歴のファイルへの記録のチェックボックスを入れると(HardwareMonitoring.hml)というファイルが作成されます。
エクセルなどで読み込むことができるので、グラフ作成などをすると、自分のPCスペックなどを知ることができて便利です。
スクリーンショットの撮影
スクリーンショットを撮影する設定は、スクリーンキャプチャというタブで行うことができます。
スクリーンキャプチャという項目で、どのキーでスクリーンショットを撮影するのか設定できます。
また、プロパティにおいて、スクリーンショットの撮影の画像形式を変更することができます。また撮影したフォルダも自由に変更できます。
そして、オンスクリーンディスプレイというところで、追加のプロパティにて、キャプチャしたスクリーンショットに計測している数値を入れるか入れないか?ということも選べます。
Riva Tuner Statistics Serverで表示される数字をいじる
ゲームの画面上に表示したい文字の大きさや位置などを変更したい場合はRiva Tuner Statistics Serverを表示させましょう。タスクバーの中か隠れたところに、モニターに数字の入ったアイコンがありますのでクリックすると起動します。
起動したら、On screen Display ○○の○○の項目によって文字色などが変更可能です。文字を拡大縮小する場合にはzoom、文字色を変えたいときにはpaletを、文字の表示位置を変更したいなら、表示されているモニターの60という数字を移動させるだけです。
またフレームレートを表示させる際に、メニュー画面などでフレームレートがリフレッシュレートを超える数値で表示されることがあります。グラフにすると見辛いのでモニターのリフレッシュレートの上限に合わせておくと良いでしょう。
簡単な操作でカスタマイズできるので、自分好みの位置に表示させるようにしましょう。今回MSIアフターバーナーを導入してみて、このソフトを熟知すれば自分のPCの性能を知るのに非常に役立つソフトだということがわかりました。
今後も色々と使い方がわかれば、この記事にて解説していきたいと思います。