大手パソコンのゲーム販売サイトSteamでは、ゲーム購入から2週間以内、かつ2時間以内のプレイでしたら返金リクエストが可能です。
返金対応制度のメリット
体験版の無いゲームなどでは、非常に有用なシステムであり、とくにプレイしてみたら思っていたゲームと違っていること、最悪『つまらない』といった理由でも返金リクエストが受付されます。
購入したゲームは自己責任という売り切りシステムがアタリマエとなっている日本では到底考えられないシステムです。
しかし、この返金システムがあることで、一定のゲームのクオリティが保たれていると、プレスに捉えることも可能です。
日本では、数千円といった高価なゲームを購入して所謂『糞ゲー』を掴まされてしまうことも多々あります。
これは海外であれば考えられないことで、つまらなかったら即返金となるリスクを考えたら、クオリティの低いゲームなんて怖くて作れません。
日本で、スマートフォンなどの基本無料ゲームが流行っているのは、この返金システムが無いからとも捉えることができると私は思います。
Steamでは購入翌日にセール開始!なんていうこともあるので、一度返金してもらって、買いなおすなんてミラクルなこともできてしまいます。日本では考えられないですね。
返金対応制度のデメリット
なんでもかんでも返金が受け付けられてしまうと、ボリュームの少ないゲームで1時間以内でクリアできてしまうようなゲームも返金リクエストが受け付けられてしまいます。
インディーズゲームの様なボリュームの少ないゲームは、最悪クリアまで遊ばれたのに返金リクエストを受けるリスクも存在します。
ゲーム会社としては、2時間以上は満足に遊んでもらえるゲームを作るという大きな敷居が課せられるようになってしまうリスクが存在するかもしれません。
返金制度は日本でも存在すべき?
Steamほどの返金制度を設けるかどうかは疑問ですが、間違えて購入やスペック不足での起動不能返金などは有った方が良いと思います。
日本では難しいと思いますが『糞ゲー』と呼ばれるゲームが増えないように、ある程度のクオリティに達していないと思われるゲームについても返金は欲しいところではあります。
Steamのおかげで、パソコンゲームであれば返金もうけられますが、コンシューマーゲーム機のゲームはパッケージであれば中古販売もできますが、『糞ゲー』を掴まされた際はやるせない気持ちになるので、日本のゲーム市場でもある程度返金制度が導入されると嬉しいです。