3月3日に発売され話題を呼んだRyzen7の下位シリーズRyzen5の発売日が4月11日と報じられました。
高いコストパフォーマンスを誇るAMDのCPUが、更に高いコストパフォーマンスを得て発売され、CPUと言えばintelというintelの牙城を崩すのではないか?と衆目を集めております。
気になるRyzen5の機能とお値段は?
Ryzen5の価格が発表されました。
- Ryzen5 1600X 6コア12スレッド 定格3.6GHz ¥33,264(税込)
- Ryzen5 1600 6コア12スレッド 定格3.2GHz ¥30,024(税込)
- Ryzen5 1500X 4コア8スレッド 定格3.5GHz ¥25,704(税込)
- Ryzen5 1400 4コア8スレッド 定格3.2GHz ¥22,680(税込)
- リスト№
対応ソケットは全てAM4なので、購入する際にはマザーボードは新しく変更しなければなりません。
しかし、コストパフォーマンスを考えれば、新規にマザーボードを購入しても十分に満足が得られる性能と言って良いと思います。
IntelのCPUと比較してみる
やはり気になるのは、IntelCPUとの比較になると思います。発売してみなければ詳細な性能はわかりませんが、同じような性能を持つCPUとの価格差だけは比較可能です。
まず、1600Xや1600の6コア12スレッド帯域であればCore i7-6800Kが比較対象となると思います。Core i7-6800Kの価格は\49,000(税込)程度となります。Core i7-6800Kの定格クロック数は3.00GHzとなっております。
コスト的にも一回り以上も1600Xや1600が勝っております。TDPの数値にいたっては1600Xが95W、そして1600が65Wなのに対しCore i7-6800KのTDPは140Wとかなり高い数値となっております。
コスパ以外にも省エネという面でもRyzen5の性能が数値的には優れているように見えます。
次に4コア8スレッドの1500Xと1400の比較対象としては、Core i7-7700KかCore i7-6700Kを比較対象としてみた場合ですが、Core i7-7700K&6700kの価格は\36,000(税込)程度となっております。
定格クロックは4.2Ghzと4.0Ghzということで、クロック数ではCore i7-7700K&6700kが勝っております。TDPについては1500Xと1400は65Wで、7700Kが91W、6700Kは61Wとなっております。
クロック数のことを考えると7700Kと6700Kに軍配が上がります。価格面では圧倒的に1500Xと1400のコスパが良いと思えます。
どれが買いか?
Ryzen5の購入を考えるのであれば、コスパや性能を加味すると1600Xはクーラー同梱らしいので、コスパ的には1600が欲しいかと思いますが、X版付きの1500Xも非常にコスパが良いと思われます。
¥26,000程度でこの性能が得られるのは非常に良いです。しかしながら発売して間もなくは性能が十分に発揮されない恐れがあるので、飛びつくには覚悟が必要に思えます。
Ryzen3シリーズの登場もあるでしょうから、益々今後もAMD Ryzenシリーズの続報に期待したいと思います。