どうやら世界のHDDの出荷台数が下がっているらしいです。HDD世界出荷台数は過去6年で約3分の2に減少(PCウォッチ:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/1045367.html)
確かにHDDよりもSSDの方がメインドライブとしては便利ですし、衝撃にも強いことからノートPC向けだと思います。
HDDの用途って
HDDの用途はデータを保存することです。これはあたりまえですが、なにせ1台の容量が過去とは比べ物にもなりません。
私がパソコンを主に使うようになりだしたのがWindows98の時代なので、その頃のHDDは数GB~数十GBもあれば御の字でした。
その時代から考えると、今のTB単位があたりまえのHDD容量は無限の広がりを感じます。
しかし、その頃から比較すると写真や映像の容量も大きくなってきて、動画一本で数GB~数十GBの時代になってしまいました。恐ろしいものです。
個人利用のパソコンであれば映像データなどで圧迫もされますが、仕事のデータを保存しておくくらいでしたら500GB~1TBもあれば十分です。(映像やCGの仕事になるとまた別ですが)
バックアップを保存することを考えても、2TBもあれば十分でしょう。そう考えると今の数TB単位のHDDの容量はある意味不必要にも感じます。
非常に大きな容量はきっと、必要とだけするニッチなニーズに対応するものだと思います。
SSDの値下がりもあり、HDDの需要が下がるのは仕方が無い
データの通信速度の早く物理的耐久力もあるSSDが普及しはじめ、最近値上がりしているとはいえ、手の届く価格となったSSDを購入している人が増えております。
衝撃に弱いHDDをわざわざ使用するのは、大きな容量を保存したいニッチなPCユーザーばかりになってしまうのも当然だとは思います。
私もバックアップ用とNAS用に3TBや4TBのHDDを購入しましたが、今後SSDの値段が落ち着き下がるようでしたら、そちらを選んでしまうと思います。
今後更に4KTVは録画できないなんてことになったら、ますます容量の大きいHDDは無用の長物になってしまいます。
HDDは不要となる?
バックアップを行う目的であれば、容量の大きなHDDは重宝しますが、一般的に見ると、大きすぎる容量は不要になっていくのかな?とも考えられます。
SSDの価格高騰が止まらないようでしたら、HDDにも復活の兆しが見えるかもしれませんが、なかなか難しく思えます。
しかし、需要が減ればHDDの価格も高騰の恐れがあるので、あともう一個バックアップ用にHDDを購入しておこうかな?なんてことを考えている人は、買っておいた方が良いかもしれません。