グラボ難民が増える昨今ですが、満を持したか持さないかは不明として、AMDの最新グラボRadeon RX 6800 XTが発売されました。
Radeon RX 6800 XTの性能をざっくり紹介
- 値段:15万円程度
- メモリ容量:16GB
- メモリ速度:16GBPS
- メモリ帯域:512GB/s
- コア数:72基
- 消費電力:300W
なんと言っても値段が安いところが、いつものAMD製グラボの良いところです。
そして、今回は消費電力も抑えられてます。しかし、ビデオメモリの転送速度などは、NVIDIA製のグラボには及ばないため、一部のゲームでは、性能的にRTX3080に劣るものもあるかもしれません。
とくに4K環境などでは、RTX3080に遅れを取ることも増えるでしょう。
しかし、コスパは断然RTX3080よりも良いため、高解像度に拘らなければ十分な性能でしょう。
レイトレーシングの性能
レイトレーシングにこそ対応しておりますが、NVIDIA製も比較すると、そこまで強力なレイトレーシング対応能力はありません。
レイトレーシング機能を考えるならば、ここはまだまだNVIDIAに軍配が上がります。
しかし、レイトレーシング機能を使わないのならば、そこまで気にする性能でもないと言えます。
また、レイトレーシング機能が無いのと同時に、NVIDIA製のグラボが持つDLSSという機能もありません。
これは、高速に画像を処理する機能なので、高解像度、高画質環境で高いフレームレートを出せる機能なだけに、益々NVIDIA製のグラボとの性能差が顕著に現れます。
Ryzen5000シリーズと使えば性能アップ
CPUにRyzen5000シリーズを使っているCPUであれば、SAM(Smart access Memory)という機能を使って、グラボの閭里速度を上げることも可能です。
しかし、現状Ryzen5000シリーズの入手が困難であることを考えると、なかなかに敷居の高いものと言えます。
ゲームにそこまで高い環境を求めないならアリ
高解像度、高画質、高フレームレートという環境を得たいならば、値段は高いけれどRTX3080やRTX3090を買ったほうが満足は得られます。しかし、そういったことを望まないならば、RX6800やRX6800XTで十分でしょう。ゲーム特化として考えると物足りませんが、3DCG等の活用を考えるならコスパ的にはRX6800でも良いでしょう。
とりあえず選択肢が増えることでグラボ不足が少しでも解消されることを祈るばかりです。それこそマイニング需要の方が高いかもしれないグラボです。
>> ASUSTek AMD Radeon RX 6800 XT 搭載 トリプルファンモデル 16G TUF-RX6800XT-O16G-GAMING