最近カメラを買い換えましてSonyのα7iiiを購入いたしました。デジカメを購入すると画像編集ソフトが公式のものをオススメされますが、今回はSonyの推奨するImaging Edgeを使ってみることにしました。
https://support.d-imaging.sony.co.jp/app/imagingedge/ja/
Imaging Edgeは何ができる?
Sonyの写真編集ソフトImaging Edgeですが、一体何ができるのか?ということですが、まず通常の写真の閲覧ができる『Viewer』というソフトがあります。
Viewerでは写真のサムネイルによる一覧表示、1枚だけのプレビュー表示、そして2枚の写真の比較表示などができます。写真選びに便利です。
次に『Edit』にて、RAW保存した画像の現像が行えます。写真を明るくしたり、彩度を変更したりと、ライトルームなどにある機能は一通りそろえております。
最後に『Remote』ですが、PCとカメラを接続することで、カメラ撮影のサポートをしてくれるアプリケーションとなります。
細かいピント精度などを設定でき、スタジオ撮影などに向いていると思います。野外で使いたいところですが、動体となる被写体相手に使うのは難しそうです。ノートPCを野外に持ち出して接続して・・というのが大変です。
ちなみに最新のα7RIVやα9iiならWi-Fi接続もできるようです。ただしカメラ本体がとても高いので、おいそれと手が出るものではありません。
Imaging Edgeの使い勝手
まずアプリが3分割で分かれているのが面倒と言えば面倒です。私はメインで現像ソフトを使うのですが、ライトルームと比較すると痒いところに手が届かない部分があります。
また、ライトルームと比較して動作がちょっと重いというのが第一の感想です。そしてなによりRAWデータはSonyのカメラの規格であるARAWにしか対応していないので、CANON機やPENTAX機で撮影したRAWデータは全くいじることができません。この点でも不便です。
そして、ビューワーも使い勝手が良いというわけでなく、わざわざ気になった写真の現像に移る際には『Edit』を立ち上げなくてはいけません。
そしてリモート撮影ができる『Remote』は、PCをUSBケーブルで接続しなければならないので、長いUSBケーブルが必要となり融通がききません。ノートPCで操作するというのは便利なようで、ノートPCを置くスペースが無いといけないので不便です。ズルズルとノートPCを引きずっていくわけにもいきませんしね。
個人的な感想としてはライトルームの方が使い勝手が良いです。ただ、Imaging Edgeは『無料』なので、価格を考えたら十分な機能を備えているアプリケーションだとも思えます。
PC版の特典
Imaging Edgeはスマホやタブレットのアプリにも存在しますがPC版だけでできる機能も備えています。
リモート撮影を行った同じシーンの設定を変更した写真数枚をPC内に保存し、そのデータを合成して、より綺麗でくっきりした画像にすることができます。
無料と考えれば十分な機能
一応CANONやPENTAXの現像ソフトもそれぞれ使ったことがありますが、Imaging Edgeは他の無料ソフトよりは使いやすいと感じました。
なんだかんだ、有料ではありますがライトルームは初心者でも扱いやすい現像ソフトなんだということを改めて思い知らされました。
しかし、Sonyのカメラ機器限定で扱うなら、無料でここまで使えるのは結構ありがたい画像編集ソフトなので、ライトルームを月額契約までして使うのはちょっと・・・。という人には十分オススメできる写真編集アプリだと思います。