夏場の暑い季節、PCに優しくない季節です。とくに日本は湿度も高いので、より一層PCには厳しい季節となります。
冬は静電気がPCにとって脅威ですが、夏は湿気と温度が脅威となっております。温度はエアコンで部屋を冷やすという対策がありますが、湿度に対する対策は疎かにしがちです。
そんな、疎かになりがちなPCの湿気対策について書いていきます。
やっておきたいPCの湿気対策
部屋の湿度管理を行なう
一番の対策です。湿度計を購入しておき、部屋の温度が高い場合は急激に冷やすと結露が発生する可能性があります。
また、湿気を出すような物をPCのある部屋に持ち込まないということも重要な事項です。下記に挙げる物の近くにPCを置かないようにしましょう。
PCから遠ざけた方が良い物
- 洗濯物
- 加湿器
- 観葉植物
- 水槽
- 窓
- その他湿気を帯びるもの
上記に書きませんが、お風呂の近く、蛇口の近くなんていうのも当たり前のように湿気を発生しております。水気のあるところでPCを使用するのはナンセンスです。
どうしても湿度が高い部屋でPCを使う場合、保管をする場合は、『除湿機』『除湿材』等を使って対策をすることが必要です。
また、ノートPCの場合温度差の激しい室内と室外への持ち出しから結露を発生させる場合があるので、移動の際は温度差に強い鞄に入れて持ち歩くようにしましょう。
PCの吸気孔と排気孔の清掃
PCの吸気と排気の孔の清掃を怠るとPC内部の空気循環ができなくなり、中に湿気がたまってしまいます。
たまった湿気がホコリに付着すると、トラッキング現象を起こす原因になってしまいます。
結露などが起こった場合もマザーボードの基板や電源に悪影響を及ぼす可能性があるので、通気孔の清掃は小まめに行ないましょう。
ファンの状態確認
CPUファンやグラフィックボードがしっかりと起動しているか?を確認します通気孔の状態が良くてもファンが回っていないのでは意味がありません。
ファンの調子が悪くなってきたら、性能の良いCPUファンなどに交換するのも良いでしょう。
水冷式のポンプやラジェーター
水冷式のポンプやラジェーターは、結露を生じる可能性があります。よほど部屋が高い湿度でない限りは起こり得ないとは思いますが、結露が発生しないようにしましょう。
最近の物は性能が良いので対策をされていると思いますが、購入前にはネットショップでも実店舗の店員さんにも確認をとりましょう。
飲み物は結露のつきにくい入れ物を使う
冷たいジュースを飲もうとしたら、コップやペットボトルの周りに結露がついていて、キーボードにダラダラ~~と水滴が・・・なんてこともあります。
これ、ノートPCですと本体に直結するので、故障の原因になってしまいます。油断しがちですが、結露防止のコップやタンブラー等を使うか、外側をタオルで巻く等の対策はしておきましょう。
蒸し暑い日には要注意
蒸し暑い日は、とくにエアコン等を使用して、急激に部屋を冷やしてしまいがちです。しかし湿気が多い状況ですと鉄製の製品には結露が発生してしまう場合があります。
湿気が原因で大事なPCが壊れてしまうなんて、大変勿体無いことです。保証も利きづらい案件になってしまいますので、PCの湿気対策は十分に行なっておきましょう。
冬は静電気に、夏は湿度と温度に注意して、PCを大事に使っていきたいものですね。