VRの動作環境は高いことで、その敷居も高かったですが、最近になってOculus Riftの推奨動作環境の引き下げが発表されました。
これでVRを自宅のパソコンでプレイできる可能性が広がります。
Oculus Riftの動作環境はどれくらい下がったの?
以前のOculus Riftの動作環境ですが、CPUはCore i5-4590以上、メモリは8GB以上、GPUはGTX970以上となっておりました。
そして、新たに発表された推奨動作環境ですが、CPUはCore i3-6100以上、メモリは8GB以上、GOUはGTX760以上となりました。
CPUとGPUの必用動作環境が引き下げられております。メモリは以前と同様となっています。
何故、必用動作環境が引き下げられたのか?
VRでは、首を振ることによる視点変更が問題なのですが、以前の動作環境では、ゲームに90fpsというフレームレートが最低限要求されておりました。
しかし、新しい環境では45fpsというフレームレートで、前後のフレームの情報を自動合成して、補完するようになる技術が搭載されました。
これで、GPUやCPUにかかる負担が軽減され、動作環境が引き下げになったという発表になっております。
その技術の名称は、Asynchronous Spacewarpと呼ばれるものらしいです。正直、その技術については深く知るところではないですが、この技術のおかげで遊べる動作環境が低くなってくれることは敷居が下がって嬉しいことです。
どれくらいのゲーミングPCでも動作するのか?
以前の動作環境を満たすパソコンでしたら10万円以上でしたが、新しく発表されたスペックであれば10万円以下でも購入可能となります。例えばドスパラには10万円のGTX1060搭載ゲーミングPCがあります。
VRはヘッドセットだけでも、10万円近くするので、非常に購入までの敷居が高かったのですが、パソコン本体だけでも10万円を切ってくれたら、かなり購入までの敷居が下がると思われます。
PSVRほどの安価ではないものの、この価格であれば、様々なことができるパソコンの購入としては、非常に手が届きやすいと思います。
何はともあれ、今後も技術向上とともに、こういった形でVRの値段が下がってくれたら、ユーザーとしては嬉しいですね。