BTOショップなどで目にする、組立代行、BTOショップなのだから組立は当たり前なのでは?と思うかもしれません。
しかしながら、BTOショップで組立ているのは、最初から組立売りの商品だからでして、パーツを全てカスタマイズしたい、ケース+パーツ買いした人のパソコンまでは組立てはくれません、これはあくまで『自作』となってしまい自己責任となります。
組立代行とは
組立代行は、上記のようなケースからパーツまでをまるまる選びたい人向け、しかしパーツを全て選びたいけど、組立たり、OSやドライバのインストールをしたりするは面倒だし、という我侭な人向けのサービスとなっております。
私としては組立るのは楽しいけど、OSとドライバのインストールは確かに面倒だし、時間がかかる作業なので誰かにお願いしたいという気持ちはわかります、しかし組立る楽しさを人に譲ってしまうのはわかりかねますが、これは個人の感想なので、面倒な人は面倒なのでしょうね。
自分の選んだケースとパーツで組立だけを依頼する組立代行とは
- パソコンを組立てくれる。
- 動作確認、接続テストをしてくれる。
- OS、ドライバなどをインストールしてくれる。
- メモリチェックなどをしてくれる。
- ストレステストなどしてくれる。
今回『してくれる』という表現で書いておりますが、お金を払ってしてもらうサービスなのはお忘れなきようにしてください。
上記のチェックでだいたい1万円〜2万円くらいが相場となっております、項目でわからないところがあるとすれば、ストレステスト・・・・でしょうか、ストレステストというのは、パソコンにあえて高い負荷をかけて、どれくらい耐え得るかというテストとなります。
高負荷をかけて、フリーズしたり、オーバーヒートしてしまったりと、いうようなことが起こってしまうのかチェックします。
自作であれば、すべて動作保証は自己責任になるので、最初から、お店で上記項目を試してもらえるのは、楽と言えば楽だと思います。
組立作業以外は必要なの?
組立て、動作確認以外のインストール作業やメモリチェック、ストレステストなんて必要なの?と考える人もいらっしゃると思います。
動作確認と接続さえできていれば、正直な話、OSインストールやドライバインストールなどは時間さえかけてしまえば自分で可能です、メモリチェックやストレスチェックなんてものが本当に必要なのでしょうか?
ここにいたっては私の考えでは、よほど無理な使用をすることが前提になければ必要ないと考えております、ストレステストにいたっては、24hぶっ続けでパソコンをつけっぱなしにして高負荷をかける・・・なんてことが1年に1度あれば良いほうだと思います、これらは3DCGデザインでもしていれば考えられますが、通常の使用ではあまり考えられません。
ですので、ドスパラのように段階性で料金が分かれているところもあるので、自分の使用にあった組立代行サービスを選ぶのが一番だと思います。
BTOとどこが違う?
BTOも組立代行もおおよそ一緒です、ただ大手BTOショップで主売られているのは、ある程度のパーツ構成が決定している上での、カスタマイズとなっております。
これは、ある程度決まったレシピのパソコンであれば流通しやすいですし、管理もしやすいためです、中にはTakeOneなどの構成の融通に幅があるショップなどもあります、しかし組立代行となると、完全にレシピの無い料理を最初から頼むような状況になりますので、組立代行と言われるように、材料を選んで、料理をしてもらうといった状況となります、ある程度できている料理にトッピングを頼むのが、現状のBTOと考えていただくのがわかりやすいと思います。
材料を買ったのだから調理代はタダでしょ?とはいかないので、組立代行は、料理をしてもらう代金と割り切って、依頼するのが良いでしょう。
組立代行は、自作が初めてで自信が持てない、時間が無くて面倒、という人にはうってつけのサービスだと思います。