PCで使っているゲーミング周辺機器を家庭用ゲーム機で使ったらどうなのか?有効なのか?意味が無いのか?実際に使って試してみました。
それぞれの周辺機器と使い勝手
ゲーミングモニター
ゲーミングモニターは、高い応答速度とリフレッシュレートが売りのモニターです。このゲーミングモニターを家庭用ゲーム機で使う意味はあるのでしょうか?
ということで、実際に使ってみました。意味があるかどうか?というと、大画面液晶TV等は安いものは応答速度が遅く、TPSやFPSや音ゲーや格闘ゲームではモニターの応答速度の速さが役に立ちます。
これらのゲームでは、応答速度の遅いモニターですとボタンを押すタイミングもズレてしまいますので、ゲーミングモニターを使う意味があります。
ただし、フレームレートの面ではPCゲームのようにフレームレートが60を超えるような場面がほとんどありませんので、リフレッシュレートの高さはあまり意味がありません。
アドベンチャーゲームやRPG等の、応答速度もリフレッシュレートも必要のないゲームばかり遊ぶ人であれば、ゲーミングモニターは必要ないでしょう。
PS4 ProやXbox One xそして、次世代機を購入予定であれば、更にゲーミングモニターは意味のあるものになると思います。
ゲーミングキーボード
キーボードとしての機能が高いゲーミングキーボードですが、家庭用ゲーム機での出番は少ないです。まずキーボード操作に対応しているゲームが少ないからです。
なによりチャットなどするくらいでしたら、安いキーボードでも事足りるからです。実際に使ってみましたが、チャットがしやすいくらいで意味はありませんでした。
一応対応するゲーム(フォートナイト等)では意味がありますが、それらのゲームでマウスやキーボードを使うと、ハイスペックなゲーミングPCを持つような猛者のいるPCサーバーに連れていかれてしまいます。また操作に一瞬のラグも感じました。
こうなると、逆にPCの土壌の中で、ロースペックな家庭用ゲーム機畑で戦うのは、かなりの苦戦を強いられます。ゲーミングモニターを使えば少しは改善される可能性もありますが、あまり良い環境とは言えないでしょう。使えるがオススメはしません。という状況になります。
次世代機あたりで、キーボード&マウス操作が推奨されるようになれば違うかと思いますが、現状の家庭用ゲーム機で高価なゲーミングキーボードが必要か?と言われると必要無いです。
ゲーミングマウス
こちらもキーボード同様に対応するゲームも少なく、推奨もされておりません。高価なゲーミングマウスを使う意味もあまり無いかと思います。
キーボード同様に接続するとPC畑に飛ばされるゲームもありますので、推奨はいたしません。将来ゲーミングPCに移行することを考えるなら慣れておくには良いかもしれません。
ゲーミングヘッドセット
音質が良く、5.1ch以上に対応しクリアなマイク音質も得られるゲーミングヘッドセットは、家庭用ゲーム機でも十分な恩恵を得ることができます。
個人的にはUSB接続の有線接続のものがオススメです。本体から遠い人はPS4やXbox Ondeではコントローラーからのイヤホンジャックを使用しても良いかと思います。
Bluetooth機能のあるゲーミングヘッドセットならトランスミッターなどを使って音を飛ばす方法もありますが、若干の遅延を感じるのであまりオススメはしません。
サラウンドスピーカー
ヘッドセット同様、良い音の得られる環境は家庭用ゲーム機でも有効です。スピーカーはご近所や家族の理解も必要になりますので、うるさいと言われるような状況で使うことだけは遠慮しておきましょう。
ゲームを悪者にしないためにも節度のある音を出した方が良いです。とくに重低音の響くスピーカーは爆発音などが響くので、思った以上にクレームをうける場合があります。
ゲーミングチェアー
ゲームを遊ぶ姿勢は、長時間ゲームをするなら、家庭用ゲーム機でも十分有効な周辺機器です。これは椅子の置ける環境かどうかにもよりますが、自室でゆったりゲームをするなら欲しいところです。
モニターとヘッドセットは欲しい
PCゲーマーなら全て欲しいゲーミング製品ですが、家庭用ゲームで使うとなると、モニターとヘッドセットがあれば良いと思いました。
実際に使ってみて、やはり家庭用ゲーム機の操作系統はマウスやキーボードに最適化されてはいないので、使うことがストレスになる可能性もあると感じました。
次世代機はどうなるかわかりませんが、現状でしたらマウスやキーボードを使ってゲームをしたいならPCで遊ぶことをオススメします。いずれPCを買うよ!という人なら買っておいて予習するのも良いかもしれません。