2017年3月よりRyzenシリーズも発売され波にのってきたAMD製のCPU、そしてintel製のCPUでは高性能なCore i9シリーズが発売されました。
ユーザーとしては、CPUの選択の幅が増えることは嬉しいのですが、一体どちらを選べばいいのか解らないという人もいると思います。
2017年におけるAMD製とIntel製のCPUの違いは?
2016年までは、高性能CPUと言えばintel一強といった状況でありましたが、Ryzenシリーズの発売で状況は一変しました。
AMD製のCPUはコストが安いけど性能は・・・という状況が一変、Ryzenシリーズで驚愕のコストパフォーマンスを打って出してきました。
intel製のCPUと同程度のスペックを持っているのに、1万円以上の価格差があるCPUも出てくるようになりました。
さらに消費電力なども抑えられてAMD製のCPUが凄い!という状況になったのです。しかし今までintel製が強い土壌でしたので、最適化されたソフトが少ないため、ベンチマークなどでは思った以上のスコアが出ない状況となっております。
とくにゲームなどは顕著で、intel製のCPUの方がベンチマークスコアが大きくなっております。ゲーマーとしては、まだintel製に偏ってしまう状況です。
現在の状況としては動画編集などに強いRyzenシリーズ、ゲーム等ではまだまだ強いintelのCoreシリーズと言えるでしょう。
用途による選択とコスパによる選択
上記の様な状況なので、CPUを選択するユーザーとしては、PCの使用用途に合わせて、CPUを選択することがわかりやすくなりました。
ゲームで遊びたい方やオーバークロックで遊びたい方はintelのCPUを選択するのが良いでしょう。クロック数はintel製品の方が上です。
動画編集、CGレンダリング、画像編集ソフト等はAMDのCPUを選択するのが良いでしょう。コア数、スレッド数の多さが役立ちます。
マザーボードの扱いも違う
intelのCPUはとかくソケット数の変更が顕著なので、CPUを交換するのならマザーボードから変更することが強いられる場面が多いのです。
AMDのCPUは互換性を持つソケットが多いので、マザーボードがintelのCPUと比較すると長く使えることが多いので、コスパは良いと考えられます。
Ryzenシリーズで市場を大きく揺るがしたAMDのおかげで、ユーザーとしては選択肢が広がったのはとても嬉しいことであり、悩ましいところでもあります。
CPUを購入する際には、使用用途を考えてから購入するようにしましょう。今後AMD製のCPUについてゲームソフトも最適化が進めば、ゲーム用途でもAMD製のCPUが選択肢に入ってくることも大いに考えられます。