Model Builderを遊んでみました。
Model Builder(をプレイするために必要なパソコンのスペックは
最低動作スペック
- OS:Windows10(64bit)
- CPU:Intel Core i5-9400 または、Ryzen 5 2600以上
- メモリ:8GB以上
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1050Ti または、 AMD Radeon RX 570, 以上
- ストレージ空き容量:20GB以上
推奨動作スペック
- OS:Windows10(64bit)
- CPU:Intel Core i7-9700 または、Ryzen 7 3800X以上
- メモリ:16GB以上
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060SuPer または、 AMD Radeon RX 5700以上
- ストレージ空き容量:20GB以上
ミドルスペッククラスのゲーミングPCがあればプレイが可能なようです。
Model Builder の評価
Model Builder の良いところ
- 塗料の匂いをさせずプラモが作れる
- 廃棄ランナーやヤスリの削りカスなど無くプラモが作れる
- ドライブラシなんかもある
Model Builder の気になったところ
- オリジナルパーツ等は作れない
- 接着するためにパーツの向きを変えないといけない
- ヤスリ・パテ・コンパウンドが使いづらい
それぞれの感想
グラフィック
美麗ではありませんが、プラモデルを作るという感覚は味わえるグラフィックです。
操作性
ちょっと独特でプラモデルの向きを変更するのにctrlやshiftとwasdを使います。マウスだけでグリグリ視点を変更したかったです。しかし、マウスは主にエアブラシやヤスリがけ等に使うため仕方ないかもしれません。
ゲーム性
説明書通りにプラモを組み立て、塗装やウェザリング等は自由にできるという状態です。個人的にはプラモデルは改造まで行うので、アップデートで改造までできるとありがたいと感じました。
爽快感・達成感
プラモデルを作り上げれば達成感が得られます。オリジナルカラーやドライブラシ等を使って満足のいく仕上げをできれば最高かもしれません。
このゲームはオススメ?
2022年2月の状況ではプラモデルの組み立てと、塗装等が可能なのでその部分までで満足できるならば楽しめます。改造やパーツを付け加えたりすることはできないので、そこまで求めるとなると不満が残るかもしれません。
個人的総合感想
PC上でプラモデルが作れる!という感動の作品ですが、私が期待するほどのことは、まだまだできませんでした。パーツを付け加えたりすることはできませんし、ましてやパーツを分割することもできません。戦車とロボをミキシングして四本脚の戦車を作ることなんてできません。その点が私のガッカリゾーンでした。私はあまり塗装には拘らないため、塗装が自由にできるという部分にはあまり喜びを感じておりません。確かに塗装は家庭内でのプラモ作成で一番ネックになる部分なので、塗装し放題は嬉しいかもしれません。しかし、塗装モードも微妙で墨入れなんかもエアブラシの細吹きで墨入れするような感じで違和感があります。
改造やオリジナル機体を作るとなるとBlenderのほうが融通がきいてしまう状態でして、モデルビルダー内のオリジナルプラモを弄りたくて仕方のない衝動に駆られても悶々とするばかりです。ロボットにキャノンを付けたり羽を付けたりしたい!という妄想力も今はなんともできません。
一番気になった点は、プラモデルの組み立ての際に、接着面をプレイヤーの視点で捉えてないと組み立てができない点です。「くっつくんだから良くない?」という微妙なイライラも出てきます。次に気になるのが、ランナーからの部品の切り出しですが、デザインナイフやニッパーで行うにしても作業的すぎなのです。どう切ろうがしっかり切れてしまうので、リスクも無ければ緊張感もありません。アンダーゲートだからこうニッパーを入れてデザインナイフで削り取ってという手間が無いのは嬉しいかもしれませんが、自分で仕上げた感が薄いのです。スジ彫りや段落ちモールドなんかも作れませんので、現状はプラモを作るだけのゲームです。作れることに感動しろ!と言われればそれまでなのですが、作るからにはトコトン作り込むタイプの人には物足りない現状です。アップデートかMODの導入で自由度が増すと楽しいかもしれません。現状は、全く趣旨は違いますがBlenderのほうがオリジナル作品が作れるといった状態です。Blenderは覚えるまでが大変なのですがオンリーワンは作りやすいです。しかし、モデルビルダーは、プラモデルを作る感覚はしっかりと味わえるとは思いますので、オリジナルカラーで満足できる人には楽しめると思います。