ゲームを作成するにいたって、壁でもあり敷居の高さにつながるプログラミング言語ですが、一体何を勉強して良いかわからないという人も多いと思います。私もC言語やらJavaScriptなんかを勉強しましたが、全く意味不明で途中で投げ出したこともあります。結局プログラミング言語を覚えるなら、目的が無いと覚えも悪く、結局覚えてみても用途が無かったなんてことになってしまいます。
どんなゲームを作成したいのか？で覚えるプログラミング言語を選定して、実際にプログラミングをしながら覚えるのが一番の早道です。英語だって、日常で使わなければどんどん忘れてしまいます。下手をすれば日本語だって使わなければ忘れる可能性があるのです。
ゲーム作成エンジンによって分ける
まず、ゲームを作成するエンジンと言えば、UnityとUnreal Engineが有名です。UnityやUnreal Engineを覚えておけばPCゲームや家庭用ゲーム機の作成には困りません。そして最近ではスマホゲーで用いられるCocos2d-xというエンジンもあります。あと、私も最近知ったのですがCryEngineというものもあり、VRなどに特化しつつ、モンハンなども作られたエンジンだそうです。今回はこの4つのエンジンに絞って、プログラミング言語を紹介いたします。
Unity
2Dゲームだけではなく3DCGのゲームも作成できる万能ともいえるゲームエンジンです。ほぼすべてのOSに対応していますし、無料アセットや有料アセットもあり、素材も充実しております。
Unityで主に使用するプログラミング言語は『C#』です。ゲーム以外にもアプリやWEBサービスなんかにも使われているようです。プログラム難易度は、あまり高く無いと言われているので、Unityの使い勝手と相まって勉強しやすい環境です。
Unreal Engine
3DCGのゲームに特化しており、3DCGの動画も美しく作成することが可能です。次世代の家庭用ゲーム機であれば、主となる作成ツールはUnreal Engineになってくると思います。最近ではUnreal Engine5も公開されており、ますます勢いのあるゲームエンジンです。
Unreal Engineで主に使用するプログラミング言語は『C++』です。C言語を発展させたもので、高速な処理に向いております。逐次バージョンアップがされているので、覚えるのが大変な側面もあり、プログラミング言語のテキストが何度も更新されております。
またUnreal Engineではビジュアル的にわかりやすいBlueprintという言語も用いられていて、これはプログラムを線でつなぐ処理をします。Blenderなどをやっている人がいるならばノードに近い環境でゲーム構築ができます。
Cocos2d-x
スマホのゲームを主に作るというならば、Cocos2d-xが良いです。今はスマホゲーが主流なので一番人に見てもらえて感想を貰える現場でもあります。
Cocos2d-xは使用するプログラミング言語毎に名称が異なっているので、ある意味自分が覚えたプログラミング言語を使えるので、プログラムが最初からできる人には扱いやすいゲームエンジンでもあります。
ちなみにCocos2d for iPhoneは『C++』を使い、Cocos2d for Androidは『JavaScript』を使っています。
CryEngine
CryEngineはドイツの会社のゲームエンジンで、CryEngineを入手する際に、ご自分の納得のいく金額を支払えばよいという方法をとっているので、あとで儲けるようになったら粗利の数％を収めてくれというような手法は取っておりません。
そんなCryEngineで使う主なプログラミング言語は『C#』となっています。Unityでも使う言語なので、平行して使ってみても良いかもしれません。
エンジンを選んだら勉強するのみ
プログラミング言語の勉強はとても大変ですが、目的があれば頑張れるはずです。なにより目的があると『何を勉強して良いか』がわかりやすいです。なんの目標もなく、テキストで出されるプログラミング言語を写経のように書いていっても全く身に入らないと思いますし、私がそうでした。Unityをやるぞ！となれば『C#』を主に勉強しながらゲームを作れば覚える速度も加速化します。Unreal Engineと決めたら『C++』を主に覚えていきましょう！目標と目的が定まれば、目標がブレず、自分に負けない限りは、勉強がよりはかどると思います。
