BTO365

BTOパソコン、パーツ、周辺機器、オンラインゲームの情報ブログ

【グラボ】CUDA Core数は何を表している?数が多いと性能が高い?

※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

f:id:bto365:20211231134030j:plain

グラボの性能を比較する上でCUDA Core数というものを見て、一体このCUDA Core数とはなんなんだ?と思った人も多いと思います。なんとなく数が多ければ性能が高いと思う人も多いと思われますが、このCUDA数とは何なのか?グラボの性能とどんな関係があるのか?を自分なりに調べてみましたので備忘録として書いていきたいと思います。かく言う私もまだまだグラボの勉強中なので、不足している部分や間違っている部分がありましたら、ご指摘いただけたら幸いです。

CUDAって何?

そもそもCUDA Core数って言うけどCUDAって何?ということで、CUDAについてですが、NVIDIAがGPU向けに開発して提供している技術で、グラボの高い処理性能をグラフィック以外にも活用できるようにしております。ちなみにCUDAはNVIDIAの技術なのでAMD製のグラボには扱えない機能です。

GPUはCPUとは違い並列性や演算性の高い処理は行なえますが、CPUの様に複雑な処理は高速では行えません。

しかし、CUDAを使うことによりGPUを利用してCPUでも重い処理を高速で行う事ができるようになります。ちなみにCUDAを扱うとなるとプログラミング言語はC言語やC++言語の延長で扱えるようです。ようですとなるのは、まだ私もフワッとしているしプログラミング言語はまだまだ勉強中だからです。

CUDA Core数とは

先ほど紹介したCUDAを動作させるグラボ内のGPUのコアです。グラボのGPUのコアはCPUとは違いとても多くのコアで動作しております。CPUのコア数は最新のRyzen 9やCore i9でも2桁行けば良いところです。しかし、GPUのコア数は4桁にも及びます。ただしクロック数はCPUの方が多く、CPUは3から4GHz程度に対しGPUは1から2GHz程度です。用途がそもそも違うので数を比較しても仕方ありませんが、ことGPUの機能であればコア数が多いほうが有利です。ちなみにRTX3060のCUDAコア数が3584でRTX3090のCUDAコア数が10496なのでRTX3090の性能が圧倒的に有利なのは見て理解できます。

数だけでは図れない性能

しかし、CUDA Core数が多ければ単純にすべての性能が上かといえばそうではありません。他にもグラボにはVRAMやPCI-Expressによるデータ転送速度も関与してきます。グラボだけでは処理が完了しないので、どうしても他の性能が必要となるため、CUDA Core数だけでは比較できません。かといってVRAMが多ければ良いというものではありません。最新のグラボが過去のグラボを超える理由も、新しい機能やアーキテクチャ等を導入してCUDA Core数やVRAMだけでは測れない全体的な性能を底上げしているからです。コア数が多くてもVRAMの容量が多いことで性能が違う型番もあるのでRTX2060(VRAM6GB)とRTX2060Super(VRAM6GB)とRTX2060(VRAM12GB)あたりの購入となると悩ましい問題です。

まとめ

CUDA Core数はNVIDIAの技術を使ったGPUのコアの数で数が多いことで性能が高まることはわかりますが、他の要素も必要なのでCUDA Core数だけではグラボの性能は語れません。最新式のグラボの方がより高い技術を使っていますが、コスパ等を考えると自分に合った性能のグラボを扱うのが一番だと思います。

このことを知れば「僕ちゃんのグラボのCUDA Core数は〇〇もあってさー」という某社長の息子のような自慢は避けたいところです。(されないとは思いますが)

今回色々しらべてみて、CUDAを扱って処理を早くするにもプログラミングされる方の技術や開発力によるところが大きいので、こういった技術を開発される方々に感謝しつつグラボを扱っていきたいと思えます。