3DCGの作成にあたり、多くの企業で取り入れられているソフトであるMAYAを開始するためのオススメのPCを紹介します。
無償体験版もあるので、1か月間触れる余裕もあります。しかし、基本的に企業が使うプロ仕様のソフトのため、値段が高いところがネックです。
MAYAの費用
最近流行のサブスクリプションサービスに移行してしまったため、買い切りで利用することができません。ここらへんはAdobeのフォトショップかなにかと一緒です。1か月で36,300円、1年で286,000円、3年で772,200円となっており、ちょっとお小遣い程度の感覚で購入はできません。
機能が少ないMAYA LTというバージョンがあり、こちらであれば費用は安くすみます。MAYA LTは1か月5,500円、1年で42,900円、3年で115,500円という価格で利用できます。少しで安くMAYAを利用したい人はコチラでMAYAの感覚を覚えると良いでしょう。
Blenderとの違い
Blenderは、無料で利用でき、ソースコードが公開されていることで、多くのアドオンを導入できるというメリットがあります。最近はBlenderを使っている企業も増えておりますが、まだまだMAYA市場にはかないません。
企業の案件ですと、発注するのも受注するのもMAYAが多いです。仕事にするのであればMAYAで、趣味として活かすのであればBlenderから入るのが良いかと思います。
MAYAの推奨スペック
動作スペック
- OS:Windows10(64bit)、macOS11.x、10.15.x、10.14.x、10.13.x、など
- CPU:マルチコアプロセッサ 以上
- メモリ:8GB以上
- ストレージ空き容量:6GB以上
- マウス:3ボタン以上のマウス
MAYAはWindows、mac、Linuxで使用が可能です。MAYAを快適に操作するには3ボタン以上のマウスが必要となります。また、こちらは最低限のスペックであり、MAYAを快適に動作させるということとなると、それなりのグラフィックボードも必要となってきます。メモリも16GB以上、作成する3DCGの規模によっては、32GB以上欲しい状況となります。
グラフィックボードですが、MAYAであればGeForce系よりもQuadro系が欲しいところですが、いきなりQuadro系の入ったモデルのPCは高価なので、GeForceでも構いません。私もMAYAを動作させてみましたが、GeForceでも問題無く動作します。3DCG作成を極めて本業にまで至る人はQuadro系のグラフィックボードを積んだクリエイターPCを購入すると良いでしょう。
オススメのBTOパソコン
raytrek XV 11700搭載モデル
グラボはGeForce RTX 3060を搭載した、ミドルスペッククラスのPCです。CPUにCore i7-11700を搭載しております。MAYAを動作させるには十分な機能を持っております。メモリも16GBを搭載しておりますので、ポリゴン数の多いアニメーションでもある程度まで対応してくれるので、これから MAYAを開始する人であれば、十分な性能を持っているPCです。まずMAYAを活用していきたいという人にオススメのクリエイターPCです。
raytrek XXQ4
グラボはQuadro RTX 4000を搭載しており、MAYAを使って仕事にまでしていきたい人に嬉しいPCです。CPUはCore i9-10900Xを搭載し、メモリ32GBも搭載しているので、3DCGモデル作成してリギング後のアニメーション作成などにも対応できます。ストレージは512GBのSSDのみなので、バルクの大容量HDDを後から購入すると良いでしょう。