AMDもintelもCPUが次世代になってきて、性能も上がってきております。ちょっとしたPCゲームを楽しむ程度であれば、Ryzen5やCore i5でも十分対応できる性能になってきたと感じます。
以前はRyzen7とCore i7クラスのCPUを搭載していないと『ゲーミングPC』と感じなかったのですが、今ではRyzen5やCore i5も十分使用に耐えうる性能を持っています。
さて、そんなRyzen5やCore i5ですが、今購入するのであれば『どちらが良いか?』ということを考察します。
各スペック
Ryzen5 5600Xのスペック
- プロセスルール:7nm
- コア数:6
- スレッド数:12
- 定格クロック数:3.7GHz
- 最大クロック数:4.6GHz
- L2キャッシュ:512KB×6
- L3キャッシュ:32MB
- TDP:65W
- お値段(2021年5月ドスパラ調査時):39,800円
Core i5 11600Kのスペック
- プロセスルール:14nm
- コア数:6
- スレッド数:12
- 定格クロック数:GHz
- 最大クロック数:GHz
- L2キャッシュ:512KB×6
- L3キャッシュ:12MB
- TDP:12MB
- お値段(2021年5月ドスパラ調査時)31,893円
性能はTDPの面でRyzen5 5600Xが少し勝っていると思います。しかし、この消費電力の影響で、どれだけ月々の電気代が変わるか?と言えば、8千円程度の価格差を埋めるには、長い年月が必要となります。
intel製のCPUは、相変わらずゲームの相性が良いので、各サイトのゲームでのフレームレート調査記事などを調べると、Ryzen5 5600XとCore i5 11600Kはどちらも付かず離れずの性能を見せております。
AMD製のCPUで性能を発揮するゲームもあればintel製のCPUで性能を発揮するゲームもありますので、どちらが至高か!ということは言えそうもありません。
こうして比較してみると、Ryzen5 5600XとCore i5 11600Kをどちらを買うか?はお好みが分かれそうです。
それぞれのメリットとデメリット
Ryzen5 5600Xのメリット・デメリット
メリットは消費電力も小さく、AMD製なのでマザーボードのソケットの互換性が長く保たれる可能性が高いところでしょう。
デメリットは、最近intel超えの性能を叩き出したことで、コスパのAMDだったのに、コストが高くなっているところです。これでCore i5 11600Kと同程度の価格だったら最高だったのですが、売れてしまって単価が上がっております。
Core i5 11600Kのメリット・デメリット
メリットは、コスパの良さです。昔はコスパの悪いintelというイメージだったのですが、AMD製のCPUに性能が劣り出してしまったので、価格が下がっております。また、相変わらず相性の良いPCゲームも多く、高いフレームレートを出せるゲームが多いです。
デメリットは消費電力が高いということで、発熱率も上がってしまいますので、高負荷環境での長時間作業には不向きになることです。Core i5 11600Kを購入するときは、ある程度割り切って購入するか、電源や空調やグリスなど、発熱対策にお金をかけておいた方が故障率が下がるかと思います。
お金があるならRyzen5 5600X
8千円という価格差を考えて、この値段差が苦にならないのであればRyzen5 5600Xの購入がオススメだと、個人的には思っております。
発熱が低い方が、PCファンが唸りをあげることも少なく、長時間ゲームをするような人であれば心配する点が少なくなります。またRyzen5 5600Xであれば、PCゲームだけじゃなく、動画編集などにも強いCPUです。
しかし、少しでもコストを下げたいという人はCore i5 11600Kが良いかと思います。Core i5 11600Kも十分な性能を持っているので、最近はエントリーモデルのゲーミングPCでもしっかりと遊べるゲーミングPCが増えたと感じます。