コロナ禍から、仕事が一変して、動画編集に携わるようになり、もうそろそろ一年が経過しようとしております。
その一年の間、動画編集をしていて、苦労した点と、その対策を書いていきたいと思いますので、これから動画編集をする人の参考になれば幸いです。
動画完成後は一度意識をリセットする
どうしても動画をつくってる最中は、完成形が頭にできてしまっているもので、間違っているものもスルーしてしまいがちです。
固定概念で見てしまうと思わぬミスもスルーしてしまいます。後で頭をリセットして見ると、こんなところを間違えてた!となるので、動画の見直しは、完全に新しい動画をみる気分で見たほうが良いです。
これをやらないで、出稿後に間違いに気づいてしまって青ざめたこともあります。
動画編集PCは2台以上必要
動画編集も難航してくると、いくつかの作業を分散しないと、エンコードする時間だけでPCを操作できない時間が増えてしまいます。
動画の画質を上げ、アニメーションを増やせばエンコードに時間がかかるので、PC1台では限界が来てしまい、効率も悪くなります。
できれば、動画作成はPC2台で行うと良いでしょう。動画の素材は共有するストレージを活用するか、同じ素材をコピーしておくと良いです。
独りで完璧を目指さない
拘りの動画を作成すると自分の中で100%完成形の動画を目指してしまいます。
しかし!自分にとって100%でも他の人から見たら100%ではありません。ときに独りよがりになって、気持ちの悪い動画になってることもあります。とくにクライアントから依頼された仕事では、摺り合わせが大事になり、拘ったポイントが全て却下になることすらあります。
60%~80%くらい完成したら、一度動画のチェックをしてもらうと良いでしょう。 舵を切れるうちなら修正できるものも、修正が難しい段階まで進行してしまうと、ニーズが合っていなかったときは地獄と化します。
「イイ感じでやっといて!」という曖昧な指示を出す人ほど、ダメ出ししてくるものですから、最終段階の摺合せは本当に大事です。
クライアントのいない単独ユーチューバーの人は、頑張ってください!としか言いようありません。
修正箇所は文字と絵にしておく
人と関わる動画編集で、修正が出ないほうが珍しいです。これは、より良い物を作りたいときには仕方がないことです。そして、見つけた修正点は文字と絵で残しておきましょう。
ニュアンスとか、言葉だけの修正は、後でさらに「こうじゃなかった!」を生むことになります。人と人とは同じ感性でいられることは、むしろ稀であるので、上述した完成を目指すに至っての摺り合わせが、修正ではもっと大事なことになってきます。
バックアップは細目にわかりやすく
動画も修正を繰り返していると、過去に作った動画をやっぱり利用しよう!なんてことも出てきます。上書きを繰り返していると、せっかく作った素材を消してしまうこともあります。そして、バックアップをとったとしても、分かりづらいファイル名をつけていると検索に引っかからずに、いちいちファイルを開き直して、動画チェックを再度行う手間も出てきます。
そんな事にならないように、修正した箇所がわかりやすいファイル名をつけましょう。別途テキストファイルでファイル名の内容を簡単に記載して管理するのも良いです。こうしておくことで、もし自分が体調不良で休むことがあっても、他の担当者が苦しむこともありません。
まとめ
動画に関わらず言える部分も多いのですが、特に動画の仕事をしていて、改善が求められた部分をピックアップしてみました。
特に摺り合わせは大事です。自分が100%だと思った動画が没になったときはとても悲しいし凹みます。最近は慣れてきて、どんなダメ出しをされるか予想するのが楽しくなってきたりもしますが、できれば修正作業はしたくないものです。
修正をしないために、できることをやっておくべきだと感じたので、もし、動画編集をこれからする方がおりましたら、ご参考になれば幸いです。