2021年2月末に発売されたRTX3060ですが、グラボの品不足状況の中、すでに売り切れになっているところも出てきております。
グラボ難民の人も多く、このグラボは買うべきなのか?という事を悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
数年前の世代遅れのグラボからの買い替えでも考えていた人でなければ、RTX3060は不要だと個人的に考えてます。
今回はRTX3060の性能と、個人的見解について書いていきます。
性能に釣り合わない値段
RTX3060のスペックは下記のとおりです。
- CUDAコア:3584
- ブーストクロック:1.78GHz
- ベースクロック:1.32GHz
- メモリ容量12 GB GDDR6
- TDP:170W
- メモリ インターフェイス幅:192 ビット
ビデオメモリが12GBという大容量でして、ビデオメモリをたくさん使う作業や、ゲームに適しています。
経験上ビデオメモリが不足すると感じたのは、バイオハザードのリメイクとか、マイクロソフトフライトシミュレーター等のやたらCGにこだわったゲームでしたが、あまりカツカツになった覚えはありません。
それよりも、ゲームに対応する機能がしっかりと働いてくれる方がありがたいです。
肝心のRTX3060のゲーム性能は、RTX2060SUPERを、ほんのちょっと上回る程度です。
値段は、5万円を超える値段になっていて、5万円あったら、RTX2070が余裕で買えてしまうんですね。(今のグラボ不足な状況が無ければ)
この性能で、この価格は不釣り合いだと思います。いくらビデオメモリが多くとも、結局処理が追いつかずにいれば、意味がありません。
マイニング対策
RTX3060はマイニングで使用すると、性能が半分に落ちるという対策がされております。
逆に豊富なビデオメモリを活かして、マイニング需要の人身御供となって、RTX3060Ti〜RTX3080といったゲーム向きのグラボをマイニングから遠ざけて欲しかった気もします。
後日マイニング専用のグラボも発売されるようですが、RTX3060の性能を見ると、ゲーミング需要からすると微妙です。
セカンドPCのグラボとしても微妙な性能で、使い所が思い浮かびません。レイトレーシング要らないならRTX1660で十分ですし、必要ならRTX2060で良いかと思います。
RTX3060Tiと3080の増産を
RTX3060という救世主が来るのか?と思ったら、ビデオメモリの容量が凄いズッコケ性能なヒーローでした。
「期待していたのと違う!」という残念な感想ではありますが、今グラボ不足が深刻なものですから、早く仮想通貨の値段が落ち着いて、マイニング需要がなくなり、グラボの価格が安定してほしいものです。
私は今の所、RTX2070で不便はしておりませんが、いずれRTX3080が適正価格で購入できる日が来ることを願います。