さて、先日PCケースを木製で作るという記事を書きましたが、作成するにあたって、PCケースの大きさをどうするか?という選択肢が湧いてきました。それぞれのメリットとデメリットを踏まえないと、勢いで作っても仕方ありません。簡単ながらもPCケースの大きさによる、利点と欠点を探っていきます。
フルタワーのメリットとデメリット
フルタワーのメリット
- 内臓するパーツの大きさを気にしなくて良い
- 熱がこもりにくくエアフローが構築しやすい
- 拡張性が高い
大きいケースの良いところは、どんなデカいグラフィックボードだろうと、どんなデカいCPUファンだろうとドンとこい!というところですね。いちいち大きさを気にせずにパーツを購入することができます。どんなグラフィックボードでもSLIやクロスファイアでも接続してやるぜ!くらいの心意気で、心に余裕を持つことができます。
フルタワーのデメリット
- デカい
- 重い
- 持ち運びにくい
全部同じところに集約されていますが、デカい、重い、移動しづらい、またパーツを拡張させるだけさせたら電源も大きくするので、電力消費もヤバい状態になってしまいます。フルタワーはとにかくデカいので、PCショップで、まるで机か椅子のような大きさのPCケースを見ると『自分にはまだ早い』と尻込みしてしまいます。
ハイタワーのメリット
- グラフィックボードの大きさはさほど気にしなくて良い
- エアフローも構築しやすい
- 拡張性もそれなりに
全てそれなりに、卒なくこなしてくれるのがミドルタワーの湯おいところです。私もハイタワーのケースを使っています。グラフィックボードの大きさにさほど困ることもありません。流石にRTX3090は無理ですが(笑)
直近でRTX3090を導入する意思もないので、別段問題は無いでしょう。
ハイタワーのデメリット
- フルタワーほどではないが重い
- やはり持ち運びにくい
- 拡張性はあるものの作業はしづらい
フルタワーと比較すると、ケースが狭い分、パーツ交換はやりづらいです。とくにM2SSDの交換は、ネジが小さいのも手伝って、プルプルする作業の一つです。加齢のため視力が弱くなっているので、明かりなしではできない作業になってきています。あの小さいネジを何度落としたかわかりません。それくらいには作業がやりづらいです。そして、PCのパーツ交換や整備のために、移動するにもやっぱり重いですし、態勢が悪いと腰をやられてしまう重さでもあります。
ミニタワーのメリット
- 持ち運びしやすい
- 邪魔にならない
- 見た目も可愛い
ミニタワーについては、我が家のリビングで使っているガレリアMVがそれにあたりますが、リビングに置いておいても邪魔にならないくらいはスッキリとしています。可愛いというほど可愛いデザインではありませんが、リビングで使っていても違和感がありませんし、内部清掃の際に、設置場所から引っ張り出すのも楽です。
ミニタワーのデメリット
- 拡張性が低い
- 作業しづらい
- 熱がこもりやすい
ミニタワーなので、パーツを増設するにも拡張性が低いので、この隙間には入らないな~とか、HDDを増設するにも狭い・・・。となりがちです。そして、夏になると熱がこもりやすくなるのか、CPUファンが唸りを上げることが多いです。リビングで終始エアコンもかかってるのに、この状態です。
使う頻度と場所によってケースを変える
ガレリアMVは、リビングに置くようとして小さいものを買ったので、後悔はしてませんが、やはり夏場で動画編集しているときは、ちょっと酷使しているな・・と感じます。なるべく扇風機の風を当てるなどして、冷やすようにしております。そして、今私がメインで使っているハイタワーは、一番使いやすいです。
とくにこれ以上の増設をしようとも思っていないため、この状態で十分です。フルタワーを使うひとは、HDDを増設しまくり、更にSLIやクロスファイアでグラフィックボードを二枚挿しするような人専用ではないかと思います。あとはデカいもの好きの人とかでしょうか?
個人的には設置するスペースがあるのならばハイタワーがオススメです。小さい照明を用意できるならば作業もはかどります。あと、ネジを磁石でくっつけられるドライバーは必需品です。
個人的な意見としては、扱いやすいのはハイタワーケースだと思います。あとはPCを設置する場所と相談してみてください。スリムケースや超小型PCについては、あれは拡張性とか完全無視なので、趣味だと思いますので、とやかくは言いません。