巷ではご不満の声も多いウオッチドッグスレギオン。実のところ、私は楽しく遊んでいます。しかし、周りでは低評価の嵐！なんで？と思いましたが【価値観の違い】が、そこにはありました。一人が魅力と思うところも、もう一人に魅力となるかは定かではありません。個人的に感じたウォッチドッグスの魅力を語るとともに、なんで受けなかったかも書いていきます。多分変わり者の私が好きな部分が、多くの人に受けてなさそうとも感じます(笑)
誰でも主人公
街行く人、皆が皆主人公なんだぜ！ってことで、街の住民全てに特徴があり、スキルがあり、家族関係や生活があります。ハッキリ言って凄いことなんですけど、プレイヤーの伝わらないところに思い切り力を入れた印象です。壁と壁の間にとんでもないハイテク装飾を入れてしまった感じです。このこだわりは私は好きなんですが、世間では不評を買ってます。確かに開発者の自己満足で終わっている部分も多いでしょう。
誰やねん！っていうモブキャラを使わされている気しかしませんしね。私は押し付けがましいコテコテの属性語ついたようなキャラに辟易しているので、モブキャラ操れてハッピーなんですけども、モブキャラにやられる悪人とか、もう最高に滑稽じゃないですか？とか思いながら遊んでます。
名もなきモブキャラに倒されるモブキャラにこそドラマがあるという、絶対漫画やアニメでは描かれないような村人とスライムの戦いを描いた感じがなんとも独特であると感じてます。見ていて楽しいかは別として、それをゲームにしているところが、なんとも挑戦的だな、とモブキャラの中には自殺願望や、走れないといった、どう見てもマイナスにしかならないスキル所持者もいて、しかも、そんなキャラを勧誘できて、仲間にできる。このことに浪漫を感じられればそれだけで楽しめますが、多分ゲームに必要か？と言えば不要なんですけど、だが、そこが良い！としかいいようがないんですね。
必要か必要ではないか？なはなく、くだらないバッドステータスを生まれたときから持ち合わせたキャラがいるってことに、妙なリアルさを感じさせられます。そこが私の好きな部分です。
高年齢層のハッカー集団の紡ぐ薄いストーリー
和ゲーでは許されないような、高齢者ギルドになっていくスーパーハカー集団デッドセック！上述したモブキャラ達が年齢層が高いキャラばかりで、子供もいないため(多分CEROの関係上)成人キャラばかりというか、大半がおじちゃん、おばちゃん、おじいさん、おばあさんで構成されるため、とんだ高齢者反社会集団ができあがります。
若者だらけにするほうが難しいです。私的には、ネットに毒された高齢者の集まりみたいで、ある意味笑えてるのですが、ゲームプレイヤーの大半である若年層に感情移入しにくい状態となり、「いや、こんな中年にはなりたくないわ」っていう気分にもなると思います。私はその点まで加味して、あまりストーリーも気にしない派なので、楽しめています。しかし、この点は世間では、かなり評価を落としているようです。1や2では主人公というものがいましたが、このレギオンでは、全くのモブキャラを仲間にできる関係上重厚なストーリーは紡ぐことはできません。メインストーリーは、なんか、あっちこっちから、データを奪えとか、物を壊せとかそんなのばかりです。大きな目標が欲しい人ほど楽しめないのではないでしょうか？
UBI特有のオープンワールド
UBIのオープンワールドは、同じようなミニクエストを解くことが多く、その積み重ねでスキルポイントを稼いだりするものが主流です。今回はレベルの概念が無いため、隠しポイントにあるスキルポイントの奪取が攻略の要とも言えますし、別に取らなくても良いです。私はレベル上げが嫌いで、スキルだけ上げるゲームが好きなので、この点は嬉しいところです。そして、繰り返しの攻略は、確かに同じパターンでクリアしたら飽きてしまうのですが、次はどんな変わった手法で攻略してみようかな？と思うと自由度は広がります。
スパイダードローンを使えば、だいたいのクエスト(ミッション)はクリアできてしまうのですが、あえて、単身乗り込んでみるとか、空中ドローンだけで突貫してみるとか、貨物ドローンの荷物を落下させるだけでクリアするとか、縛りプレイをすると楽しみが増えます。まぁ勝手に縛って遊んでいるだけなんですが、モブキャラ主人公の融通の効かないスキルと合わせて、あえて走れないおじいちゃんで、格闘戦を挑むとか無謀なことをして楽しめるゲームでもあります。
普通に遊んで、普通にクリアしたら、多分面白みも無いですし同じことの繰り返しになりがちなので、飽きも早いかもしれません。とにかく便利で強い無双できるハッキングに頼りきりも良いですが、あえてあっという間にやられる銃撃戦を選んだり、敵の拠点に配備されてる車をハッキングして轢殺だけでクリアなんてのも楽しいですよ。
不殺の意味も出てくる
今までのオープンワールドゲームって、NPCを殺すリスクは警察に追われるとか、その程度のものなんですが、このゲームはモブキャラにも人間関係があって、関係者を殺すと、デッドセックへの支持率も下がり、敵対心も植え付けます。有能なキャラが仲間にできなくなったり、デットセックとわかれば街中で襲ってくるようにもなります。NPCに対する敵対心なども考えると、このゲームが奥深く見えてきます。このシステムのおかげで、なるべく不殺を心がけようかな？って気にもなります。なにせ、オープンワールドでなんでもできる！と言いつつ一方的にプレイヤーが市民を襲うゲームが多いので、襲われる側にもなるリスクはあったほうが面白いので、こういった悪評が広まるシステムがあるほうがやりがいはあると感じてしまいます。
風景の美しさとフォトモード
私はオープンワールドゲームの醍醐味として、ゲーム内を放浪して美しい景色をスクショするのが楽しみの一つです。アサクリなどもこれがメインとなっていまだにエンディングを見ていません(笑)
今回のウオッチドッグスレギオンは近未来のロンドンを描いていて、夜景なんかは目を見張るものがあり、ゲーン内観光が捗っています。しかし、あまりにもロンドンの街を再現しすぎたためか、道は狭く、一方通行も多々あり、ゲームとしての疾走感は少ないです。車はある意味移動の足枷と行ってもいいくらいで、どちらかというとバイク至上主義というか、貨物ドローンにライドして空を飛び回るほうが楽しいし、移動が楽まであるので、ドライブゲームとしては、今までのウォッチドッグスと比較して不満が上がるところだと思います。車のテイクダウンとかなくなったのかな?という感じですしね。車のハッキングも煩わしくなっています。その点が不満にも上がっていますが私は特に車にこだわりはなく、バイク上等！むしろ貨物ドローン最高！ということで、楽しめてます。NVMe接続のSSDのおかげてファストトラベルの読み込みも早いため移動で苦になっているということもごさいません。
他に世間の不満点は？
とにかくローディングが挟まれて遅い！という評価がおおいのですが、私はM2SSD(NVMe接続)を使っているため、特に苦痛を感じるほどのローディングは感じてません。ゲー厶起動に30秒、メンバー切り替えに5秒から10秒です。何の不満も感じませんので、環境の構築を見直すと、良い結果が得られるかと思います。確かにウッチドッグスレギオンのためだけにPCを買い直すのは馬鹿げているかもしれませんので、ここは必要があればということになりますでしょう。
まとめ
改めて書き出してみると、私が世間でゲームの評価に繋がりやすい、キャラクター性とかストーリー性に興味がないからこそ楽しめているゲームだということがわかりますので、ここら辺に賛同をいただけるなら楽しめるゲームでしょうか？ストーリーもキャラクターも大事だぞ！という人には、確かにオススメはできません。もし、私が感じている魅力に、惹かれるものがあれば、ウオッチドッグスレギオン、楽しいので遊んでみてください！
