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メモリのクロック数の意味は?オーバークロックすると何が変わるのか

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CPUですとクロック数は、スペックに書かれていることもあり、ピンとくると思いますが、メモリはそこまで気にしない人もいらっしゃるかもしれません。しかし、メモリにもクロック数はあり、クロック数が上がれば性能は向上します。

ただし、CPUやグラフィックボードのクロック数によるメリットが見えづらいので、後回しにされる事が多いのです。今回はそんな、影が少し薄いと思われるメモリのクロック数のお話です。

そもそもメモリクロック数とは?

クロック数の単位は周波数であるHzとなっており、最近はメガの頭文字であるMのついた、MHzで表されています。周波数は1秒間にどれくらいの正弦波が描かれるか?なんて数学で習ったような?なんてところですが、それがとてつもない周期で行われているわけです。

よくよく考えると神秘的であり科学の進歩に感心するばかりです。つまり、クロック数が高いということは、それだけ早い周期で仕事をこなしてるということです。クロック数1000MHzのメモリよりクロック数2000MHzの方が単純に2倍仕事するってことです。

しかし、数字の通り仕事するか?と言えば、そうではないので、実際はクロック数が2倍でも1.5倍や行けて1.7倍とかの仕事をするということになります。しかし、少しでも早さの向上を目指す人は、クロック数の高いメモリを買うわけです。

クロック数が高ければ早いのか?

基本的にクロック数が高ければ、動作の早い高性能メモリ!と思って大丈夫です。あまりクロック数が大きくなりすぎると、メモリ内のアクセス時間の遅れであるレイテンシが増加するという問題もありますが、ココまで気にできる知識があるなら、メモリ選びに苦労はしないと思います。

メモリ選びはとりあえずクロック数の高いものを、専門的なBTOショップでも利用するならCL〇〇と書かれたメモリタイミングまで気にしてみると良いでしょう。このメモリタイミングの数値が少ないほど更に早いメモリです。

メモリのオーバークロックによるメリット

メモリのオーバークロックはオーバークロックに対応するメモリを購入してBIOSからXMP(AMDはAMP)という項目からDRAMの設定をいじって、クロック数を上げる操作をします。

オーバークロックが無事成功すれば、メモリの処理速度が上昇し、PCゲームならフレームレートの向上といった良い影響が得られます。他にも動画のエンコードやソフトやアプリの処理速度も上がります。

メモリのオーバークロックによるデメリット

オーバークロックのデメリットは、クロック数を上げれば上げるだけメモリに負荷もかかりますので、熱が上がります。そして熱が上がり過ぎればメモリの劣化の原因になります。

熱が上がり過ぎてメモリやPCの内部全体まで熱がこもってしまい、排熱できないなんてことになればメモリだけの悪影響だけじゃすまないかもしれません。また、排熱のためにファンが高速で回ればかなりの騒音になります。

まとめ

メモリのクロック数は数字が上がれば処理速度が早いと思っていただければ結構です。ただし、細かい時間まで追求するようならばレイテンシなども調べてみると良いでしょう。

そして、オーバークロックを行えば、更にメモリをブーストして性能を引き出すことができます。しかし、それもリスクあっての事なので、PCの温度管理をしながら少しづつPCのご機嫌を伺いながらやることをオススメします。