PCの各種パーツの性能を調べるベンチマークソフトの中の、今回はCPUの性能を調べるソフト「Cinebench」を使用してみました。
フリーソフトなんで、無料で自分のCPUの実力を見直すことが可能となります。ベンチマークして自分のCPUが上位に入っていると安堵したり優越感に浸ったりできます。
「Cinebench」の導入方法
「Cinebench」はドイツのMAXONという会社が無料で公開しているフリーソフトです。このMAXON社はCinema 4Dという3DCGソフトを作成している会社です。
最近で言えば映画名探偵ピカチュウはCinema 4Dも使ってCGを描いているということです。そんな有名なソフトを作っている会社のベンチマークソフトなんで怪しいということはありません。
そして、このMAXON社のホームページにも「Cinebench」のダウンロード窓口があります。URLはhttps://www.maxon.net/en-us/support/downloads/となっています。また、マイクロソフトストアやApp Storeでもダウンロードが可能なので、それぞれの検索で「Cinebench」と入れれば出てきますので、そちらから入手しても良いでしょう。
ダウンロードさえしてしまえば、あとは起動するのみです。マイクロソフトストアでのダウンロードの場合は、インストール後に『起動』というボタンになったらクリックすれば「Cinebench」が起動します。
「Cinebench」の使い方
「Cinebench」を使うのは簡単です。まず「Cinebench」が起動したら自動的にお使いのPCのCPUやグラフィックボードの性能などが出ているはずです。間違っていることは無いと思いますが、製品名が間違っていないようならそれでOKです。
その後タブの右上にある『FILE』から、『Adbanced Benchmark』というタブにチェックを入れます。その後、もう一度『FILE』から『Run all sekec....』と書いてあるところをクリックすると、自動的にCPUすべてのコアを使用したスコアと、シングルコアのスコアが表示されます。
表示されますと言いましたが、シングルコアの計測については結構長い時間がとられます。動作中にCPUに負荷をかけたら確かな数値が出ないので、じっと待つか、筋トレでもして待っていましょう。
5分か10分程度の時間を待つとスコアが出て完了となります。手続き的には非常に簡単なので、「Cinebench」のインストールさえ完了すれば、問題が起こることなどは殆ど無いと言えると思います。
3700Xの計測結果
今回私が「Cinebench」を使って出た計測数値はCPU全てのコアを使ってのスコアは【4596pts】でした。そしてシングルコアのスコアは【496pts】でした。
しかし、この数値って凄いの?どうなの?というのがパっと見わかるのか?というと、左下の方にランキングというものが表示されています。例えば、私の3700Xですがオレンジ色の表示になっていて、4位のランキングに表示されておりました。
まだまだ上位のCPUもあると思うので、どこと比較して4位なのか意味不明ですが、とりあえず数値による他のCPUとの比較が見やすく表示されているので、なんとなく上位に食い込んでいるのは満足感が得られます。
一応他のサイトなどを見ていると、3700Xで【4596pts】の数値は悪い数値ではなさそうです。3700Xは高いところで【4800pts】とかになったりするようです。この数値を目安にすることで、CPUを買い替えた後のベンチマーク比較をして交換した甲斐があったと一喜一憂できるという寸法です。
「Cinebench」にも種類がある
実は「Cinebench」はバージョンアップしていて、私が使った「Cinebench」はR20というものです。そして以前はR15というものがあり、このR15とR20での数値は全く別の数値が出るようなので比較対象にはなりません。
同じCPUを使用してもR15の方が半分くらいのスコアになるようなので、比較の際はどちらを使ってのスコアなのかよく確認しましょう。
CPUの純粋な力を知る
どうしてもベンチマークというとグラフィックボードの性能に偏りがちですが、この「Cinebench」を使えば純粋なCPUの性能を計測することが可能です。
また、他のベンチマークなども使って、自分のPCの能力を知っておけば、この数値が不足しているから、今度はこのパーツを交換しよう!増設しよう!なんて目安も立てやすいです。
PCを全部買い替えるというのも手っ取り早いですが、パーツ交換の目安になる、各種ベンチマークソフトは使うと色々便利なのでオススメです。