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Live 2Dを使ってみた感想・レビュー

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以前『えもふり』を使って、キャラクターアニメーションを作っていたのですが、原因不明のエラーにて『えもふり』が全く起動しなくなってしました。

いや、起動はするのですが、PSDファイルを読み込もうとすると、サンプル画像から私の作った画像まで全て読み込まないんですね・・・フリーズしてしまいます。以前はサクっと読み込んだのに。

『えもふり』を何度もアンインストールして再インストールしてみたり、PSDファイルの画像を圧縮して軽くしてみたんですが、全くダメなんです。

これはアカン・・・。と思い、別のソフトを使ってキャラクターアニメーションをする術を見出そうとしました。そこで出会ったのが『Live 2D』です。

Live 2Dの動作環境

動作スペック

  • OS:Windows7、8.1以降、Mac OS X 10.7, 10.8, 10.9以降
  • CPU:Pentium4 3GHzまたはCore 2 Duo以上のCPU
  • メモリ:2GB以上(推奨8GB以上)
  • GPU:オンボードのGPUでは正常に動作しない可能性あり(Intel HD Graphicsなど)
  • ストレージ空き容量:インストール5MB以上、データ書き出し500MB以上

ということになっております。まずPhotoshopやクリップスタジオにてPSDファイルにて元となる画像を作る場合はPhotoshopやクリップスタジオが動作する必要があります。

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『えもふり』が動作不良になったので、『Live2D』は動くだろうか?とドキドキしながらインストールしましたが、問題無く動作しました。

https://www.live2d.com/

インストールは簡単

インストールするのは簡単です。ホームページにあるトライアル版(無料)をダウンロードするだけです。

起動すると、無料版にするか?すぐに製品版にグレードアップするか?などなど聞かれますが、まずはトライアル版を試したかったので1か月のトライアル版を選択しました。

アニメデータの作成

まず、作成してみて『えもふり』よりも数段、難易度は高いと感じました。えもふりはデータを入れればある程度自動でモーションを作ってくれて、そこで気に入らない部分を修正するというものでした。

しかし、『Live 2D』の場合は目や口の開閉、そして顔の動きや手足の動作、全てを自分で入力し、変形をさせていかなければなりません。

より3DCGのワイヤーを操っている感覚に近いものでした。『これは大変な労力だ・・・。』と思うと同時に『自由度は高いから面白そう』という感想も持てました。

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目の開閉からして大変

まず、目の開閉からして四苦八苦させられました。まず『えもふり』の場合は開いた目のパーツと閉じた目のパーツをレイヤーに描くだけで良かったんですが『Live 2D』の場合は、目をパーツで細かく『マブタ・白目・瞳』と分割しなければなりません。

そして各パーツの変形をいじって、目のアニメーションを完成させるのです。パーツ毎に上手にメッシュワイヤーを貼らないと、とんでもない変形をしてしまうことがあります。

『くおーー!こ、これは大変だ!難しい!』と思いましたが、何度も練習を重ねて自分の思い通りのデキになったときは『くぅ!俺!やったぜ!できたぜ!』という達成感が得られました。

また、目については、左右対称に描いていないと、どうみても視線がオカシイ人になるので、ここらへんがオカシイ場合はPSDファイルから手直しをする必要があります。

一応同じファイルであれば、読み込めばパーツを読み直してくれますが、早いうちに気づいているなら、最初から作り直してメッシュを貼りなおした方が綺麗にいきます。

身体の動きやアニメはもっと大変

身体の動きなどは、更に大変でイラストがグニャグニャして自然じゃない角度に手が曲がってしまったりします。

これも、達成感のある仕事になるので、上述した目のパーツの様にやる気とマゾ度が問われる気がします。

自然なアニメーションをさせるのは中々難しく、ロボットの様なぎこちない動きと、慣性の付けすぎによるブレブレの動きはとても気持ち悪いので、これは経験を積んで慣れないとプレイステーションの名作『アナザー・マインド』みたいになってしまいます。理解できる人だけ理解していただければ良い話ですが(笑)

大変だが楽しいソフト

『えもふり』よりも格段に上級者向けのソフトではありますが、自由にキャラクターを動かせるという面では遣り甲斐のあるソフトだと思います。

『えもふり』はどうしても人型に絞られますが、このソフトなら異形の者でも好きにアニメーションさせることが可能です。

しかし、慣れが必要なソフトであることには変わりないので、修練が必要だと思います。

無料版を使って、製品版も欲しいと思えば製品版を購入し、機能の制限はされますが一か月後でも無料版は使えるようです。

なにせ独学では難しいところもあり、公式のチュートリアルはある程度わかる人向けになっていると思います。私もYouTubeで先人の動画を漁りまくりました。

やる気があれば思った様にキャラクターを動かせるソフトになるので、環境が既にそろっている人も、これからヴァーチャルユーチューバーを作ってみたいなんて人にもオススメのソフトです。