最近は少し認知度も上がってきているとは思いますが、それでも海外と比較すると日本のゲーミングPCの認知度は低いと感じます。
海外ではゲーム機でゲームをするのと同様にPCでもゲームを楽しむことが当たり前です。しかし、日本ではゲーム機>>>ゲーミングPCくらい認知が少ないです。
それは一体何故だろうか?と憶測も多いですが、日本でゲーミングPCの普及が難しいということを私なりに考えてみました。
日本でゲーミングPCの認知の低い理由
たかがゲームという意識
日本ではゲーム=子供の遊びやオタク文化とされていて、趣味としても低くみられることが多いと感じます。ゲームにお金をかけるなんて勿体ないとすら思われている節があります。
そしてゲーミングPCの値段は高いので、たかがゲームをするためにPCまで買うなんて信じられないというのが世間の常識のようになっております。
私はゲームは趣味の中でもかなりコスパの良い趣味であると思います。PC自体もゲーム以外にも色々活用できます。しかし、世間ではゲーミングPCは根暗なイメージがあるようで、いまだに一般化されないのはとても勿体ないなと思います。
自分のためにならない
これはゲーム全般で言われますが、日本ではゲームをしていても将来の役に立たないと思われがちです。
しかし、世界では十代のゲーマーが数億円の賞金を手にしているなんてこともあります。日本のゲーム大会の賞金が少ないこともありますが、ゲームがそこまでの賞金を得るものだという認識も得られておりません。
これは日本の法律も関わってしまうので面倒な話ですが、もう少しゲームでも生計が立てられると、ゲームの認知が上がると思います。結局世の中お金にならないと人が寄ってこないので。
そしてゲームという趣味が職業に結びつくことが難しい状況なので『ゲームばっかりして!勉強しなさい!』なんて親から怒られることも多い状況です。
ゲーミングPCが高い
たしかにゲーミングPCは10万円~高いものは50万円以上するものです。とても値段が高いので尻込みしがちです。
しかし、ゲームできる性能を持つPCはゲームだけに収まらず様々なことが可能です。絵を描いても良いでしょう。映像の編集なんてこともできますし、単純に家計簿から書類の作成までできます。
子供のうちから、この機能を使いこなしていれば、就職とかでもかなり有利だと私は考えます。しかし、日本では実りが得られるかわからないものに数十万円もかけません。確かにMMORPGに没頭して現実に戻れなくなるような人もおりますが、そこは家族のコミュニケーション次第だとも思えます。
値段の高さの分だけ、逆に使う人へのプレッシャーも高くなると思うので、大人でしたら折角買ったゲーミングPCだから有効利用しようと心掛けられれば、色々な使い方ができるはず。
そして、子供に買い与えたら、しっかりと話し合って親もゲーミングPCを使いこなし、子供との共有ツールにすると良いと感じます。とくにプログラミング教育とか出てくるようですし、やっておいて損は無いかと思います。(プログラミング教育の方針もいまいちわかりづらいですが)
土地が狭い
ゲーミングPCともなると、デスクトップPCとなり設置場所にスペースが必要となります。日本は土地も家屋も狭いので大きなデスクトップ型のPCを置くとなると結構なスペースが必要になります。
大きなゲーミングPCと更にモニターとキーボードとマウスを操るスペースが必要になります。それらを置く机も考えると一人暮らしや兄弟部屋で使うなんてことはかなり難しいです。更に家族共用にするにしてもリビングにゲーミングPCを設置するのも、嫌がられるかもしれません。
そう考えると、ゲーミングPCを購入してもどこに置くか?ということからして難易度が高いかもしれません。更にインターネット回線と有線LANの設置も考えると、そこも敷居が高いかもしれません。
簡単に設置できないと考えると、知ってはいても導入をしない、そして所有している家族が少ないと少数派の扱いになり、我が家にも無くても大丈夫・・・という認識になってしまいそうです。
日本での普及は難しい?
上記の事を考えてみると、やはり日本でゲーミングPCが普及するのは難しい状況なのかもしれません。とくにバブル後継機が崩壊してから、好景気になっているなんてニュースで言っていても自分の懐がそこまで潤っているか?と言われると疑問です。
ゲーム機が普通車なら、ゲーミングPCはスーパーカーだと例えると、やはり手が出しにくいというのも理解できるかと思います。ゲーミングPCはお年玉で購入できる値段でもありませんし。
かといってゲーミングPCはあまり安い物を購入してしまうと、すぐに使い物にならなくなってしまいますので、やはりそれなりの値段のものを買う事はオススメしたいです。
せめて、日本でもe-Sportの認知が上がって、ゲームも趣味や職業にもなり得るものと認知されることが第一なのかな?と感じます。