ゲームの歴史も長くなり、最近は過去発売されたゲームの『リメイク作品』や『リマスター作品』というものも発売されております。
しかし、乱発する『リメイク作品』や『リマスター作品』も一長一短であると私は思っております。今回は私が考える『リメイク作品』や『リマスター作品』のメリットとデメリットを書き出してみます。
『リメイク作品』や『リマスター作品』のメリットとデメリット
『リメイク作品』や『リマスター作品』のメリット
バランス調整がされ遊びやすくなる
リメイクやリマスターによりゲームバランスが向上するゲームもあります。ファイナルファンタジーシリーズのリマスター版はゲーム速度アップモードや強くてニューゲームモードなども揃えており、今風のゲームバランスで遊ぶことも可能です。
昔のゲームはキャラクターの成長速度もゲームスピードも遅く感じるところがありますし、中には時間が無くてテストプレイされていないような箇所もあります。そういった状態が解消されていて非常に遊びやすくなっています。コントローラーコンフィグなんて追加されたりしていると、かなり遊びやすくなっていて嬉しいですね。
名作が高画質で楽しめる
過去の名作も、今遊ぶと解像度が低いのでFHDのモニターで遊ぶと辛いことがあります。しかし、匠の驚きの技でリメイクやリマスターされ、4K高画質等に対応されると『なんてことでしょう!』というかたちで名作を楽しむことができます。
画質が良くなると、それだけで豪華になった気がします。最近ではバイオハザードRe2の様なリメイクにより大幅グラフィックアップしたゲームはホラーゲームに大切な恐怖度までアップしております。高画質になる、それだけで恩恵をうけるゲームもあります。
音質もアップ
画質だけでなく、音楽も録音しなおされて、よりゴージャスな音質で楽しめるものもあります。なお古い原曲が聴きたい人用に、古い楽曲バージョンで楽しめると尚最高だと思います。
音質も良くなると、これまたテンションがアップいたします。ノリノリだった音楽は、更にノリノリで楽しめることでしょう。
今の機器で遊べる
昔のハードを引っ張り出さなくても遊べるというのは、面倒でなくて良いとおもいます。とくに『D端子』や『S端子』なんて使っていたゲーム機にいたっては端子変換するだけでも一苦労です。
今後はHDMI端子やディスプレイポートでもそんな時代がくるのでしょうか?できれば、この規格のまま変わらないことを祈ります。
『リメイク作品』や『リマスター作品』のデメリット
キャラクターの今風化
個人的に悲しいのが、キャラクターが『今風』の絵に修正されてしまった場合です。好きだったキャラクターが『も、萌え化しておる・・・。』ってなると目も当てられません。
更に現在の解釈で性格まで改悪されていたりすると『誰?』ってなります。そうなると好きだった筈のゲームが破綻してくることもあります。
過去の雰囲気を残してくれるようなリメイク&リマスターは良いですが、折角好きだったゲームの雰囲気のベクトルが明後日方向や媚びを売る方向になっていると絶望しかありません。
蛇足要素の追加
折角良かった物語を歪めるような、蛇足にしか思えない追加ストーリーや追加キャラクターがあるリメイクやリマスターがあります。その要素でゲームバランスや世界観の崩壊を招いてしまう場合があります。
売るための追加要素が、逆に要らない要素になっているリメイク&リマスターゲームは残念で仕方がありません。とってつけた『ヤリコミ要素』というのも要らない場合が多いです。
ファンの心を捉えたリメイク&リマスターが良い
私にとってはリメイク&リマスターされたゲームも良し悪しがあり、『売りたいから媚びる』という姿勢で昔の良かった雰囲気が全て無くなってしまっていると残念で仕方ありません。
また、やたら美男美女の絵にされるのも納得がいきません。そんなに美男美女ばかりだと逆に個性が無くなってしまっていると思うのですが・・・・。個人的には、ちゃんと昔の雰囲気を踏襲しつつ、今風に改善されたリメイク&リマスターが望ましいです。
最近はリメイクやリマスターされるゲームも多く、数年前のゲームが、もうリメイク&リマスターされているの?という状況もみうけられます。
大好きなゲームがリメイク&リマスターされるのは大歓迎なのですが、たまに『エェェ・・・』というリメイク&リマスターもあるので、そのゲームの良かったところをしっかりと見極めて、そのゲームのファンの心を捉えたリメイク&リマスターがされていくことを祈ります。