Googleがゲームのクラウドサービス『Stadia』を2019年後半にスタートさせるというアナウンスがありました。(あくまで海外で日本は不明)
4K高画質、60fps、HDR対応のゲームにインターネットを通じてアクセスできるという『ゲーム機要らず』のサービスらしいです。
クラウド化のメリットとデメリット
ゲームがクラウド配信化するとどんなメリットがあるのか?またデメリットは?ということで私なりに考えたメリットとデメリットを挙げていきます。
クラウド化のメリット
本体要らず
ゲーム機やゲーミングPCといったゲームをするための本体を準備する必要がありません。とは言いますが、このストリーミングを受信して映像を快適に投影する程度の性能は必要です。
ストリーミングを介する本体でPCなりスマホなりは必要になるでしょう。専用ゲーム機的なものが必要なくなると考えられます。大型の本体が不要ということになれば、場所を選ばない、旅先でも遊べるというメリットも考えられます。
チート対策が要らない
チーターと呼ばれる人は、ゲーム機本体でアレなことをしてしまうのですから、本体がメーカー側にあればアレなことはできません。
このサービス上のゲームを利用する上ではチーターと呼ばれる人の存在は無くなるのではないかと思います。競技性のあるゲームでしたら、このサービス上を介して行えば審査もしやすいかもしれませんね。
クラウド化のデメリット
インターネット環境に左右される
ゲーム機本体の性能による差は無くなるかもしれませんが、インターネット回線が安定していないと映像の遅延や下手するとゲーム自体まともに遊べないことすら考えられます。
私も以前、PS now for PCを遊んでみましたが、無線LANではブツブツ回線でまともに遊べませんでした。
距離や人数増加による遅延は免れないと思われるので、サービスのサーバーの場所や数にもよりますが、混雑すればそれだけ負荷がかかるので遅延なども起こり得るかもしれません。
MOD等は使えない
これは、チーターと紙一重なので無理と言えるでしょう。マインクラフトやスカイリムの様なMODで遊べるゲームは、そういった遊び方は公式が準備してくれるまでは遊べないかと思います。
プラン金額と回線環境次第
ゲームのクラウド化ということで、いつでもどこでもゲームが楽しめるイメージになりますが、一番気になるのは、そのサービスを利用した際の金額です。
PS nowの様に、月額2,500円ともなると普段ゲームをしない人からすると手が出しづらい金額であると言えます。更にネット回線で安定した回線を得ている人というのも少ないと思われます。
今の世の中無線LANでスマホやタブレット接続が大多数な気がします。現状の無線LANであると安定して高画質ゲームを遅延なく楽しむというのは苦しいと思えます。
更にモバイル回線を使用している人は、回線の安定もさることながらパケット代金もエライことになりそうですし、パケ放題の高速回線容量もあっという間に使い切ってしまいそうです。
まだ、サービスが発表されたばかりの段階ですが、色々と良いところもありますが、懸念される点もあります、
どういった状況になっていくのかゲーム好きとしては気になるところですが、今のところ高画質ゲームが快適に動作するゲーミングPCでゲームをしながら続報を待ちたいと思います。