2018年からリアルタイムレイトレーシングに対応ということで、発売されたGeForce RTX2000番台シリーズ。
このレイトレーシングはray tracingと書き光源追跡法と呼ばれ、水辺の反射や金属等の映り込みなどがとても美しく投影されます。
レイトレーシング機能がRTXシリーズ以外でも使える
NVIDIAからはGTX1060(6GB)以上のGTX1000番台でもレイトレーシング機能が使えると発表がありました。
更にCrytekからNEON NOIRという特別なハードウェアなしにリアルタイムレイトレーシングをゲームへ実装できる機能をゲームエンジン『CRYENGINE』で導入予定ということを発表しました。
こんな機能が実装されたならば、RTXシリーズのグラフィックボードが要らなくなってしまうのでは?と思う発表です。
RTXシリーズは要らない?
RTXシリーズ以外のグラボでもレイトレーシング機能が使える!ということで、もうGTXシリーズで十分じゃん!と歓喜してしまうところです。
しかし、どうやらそうもいかないようです。GTXシリーズでレイトレーシング機能が使えると言っても、レイトレーシング機能を使うことに特化した機能がGTXシリーズには入っておりません。
無理矢理ドライバでレイトレーシング機能を使えるようにしても、本来使えない機能なのでかなりグラフィックボードに無理をさせるような状態になります。
GTX1080Tiでもレイレーシング機能を使うと通常60fpsで表示できるゲームが、30fps未満での表示になってしまうようです。
まともに楽しむならRTXシリーズ
30fps以下の表示でも良いようなRPG等でしたら良いですが、アクションゲームや格闘ゲーム、FPS、TPSとなると30fps以下の表示はちょっと辛いと思います。
上記の機能はレイトレーシング機能で投影される画像がどれほど美しいか?ということをお試しする機能と割り切った方が良いかもしれません。
現状はレイトレーシング機能を本気で堪能したいなら、やはりRTXシリーズのグラフィックボードを購入するかRTXシリーズを搭載したゲーミングPCの購入をした方が良いでしょう。
RTXシリーズも、もう少し落ち着けば値段も下がると思いますので、レイトレーシング機能を堪能したい人はゆっくり値下がり待ちをしても良いかもしれません。