2018年と比較してグラフィックボードが売れていないようです。何故今年はグラフィックボードが売れていないのでしょうか?
2019年にグラフィックボードが売れていない理由
マイニングブームが去った
昨年はネット通貨のマイニングブームがあり、どこもかしこもグラフィックボード不足となっておりました。今年はもうマイニングブームも去り、マイニングで酷使されたグラフィックボードが中古で出回っている状態です。
マイニングというひとつの需要が減っているので、グラフィックボードを必要とするゲーマーやクリエイターにしか需要が無くなった、むしろ元に戻ったという状況になったのが昨年よりも売れていない理由のひとつだと思えます。
RTXシリーズが微妙
2018年後半から新型グラフィックボードであるRTXシリーズが発売されました。しかし、蓋を開けてみると性能面ではGTX1000番台の1.2倍程度の向上です。
GTX900番台からGTX1000番台に変わったときには大幅に性能が向上した実績がある意味邪魔していると思えます。
また、肝心のレイトレーシング機能を必要とするゲーム等も少なく、また得られる恩恵も実感できる機会が少ないので『様子見』してしまうユーザーが増えていると思います。
RTXシリーズの価格が高い
性能の向上がそこまで実感できないのに対し、価格だけはドドーン!と上がってしまった印象があります。
また4KやVRもそこまで主流になっていないので、高性能なグラフィックボードを必要とするユーザー数も少ない状況です。お手頃な価格であるGTX1060(6GB)ぐらいの性能でいいや・・・というのが大半のユーザーの気持ちではないでしょうか?
私もRTX2080Tiを欲しいことは欲しいですが、まだ様子見状況ですし、資金繰りをどうするか?と考えている状況です。
後悔しないグラフィックボード選び
さて、こんな状況ですと、新しいグラフィックボードを購入してしまうのは躊躇する状況であると思います。私も新しく購入するゲーミングPCではRTX2070で様子見してお茶をにごすか一気にRTX2080Tiにしてしまうか考え中です。
これからゲーミングPCを購入するという人であれば、PCゲームにどっぷりハマるか、すぐ飽きてしまうのか?という状況で高価なグラフィックボードを搭載するゲーミングPCの購入を迷ってしまうと思います。
しかし、高価なグラフィックボードであれば満足度は高いと思います。それはハッキリと言えますが、RTXシリーズは値段が高いので中々手が出しづらいとは思います。
その状況が考えられたのか、最近GTX1600番台というグラフィックボードも登場しました。新規PCゲーマーには手が出しやすいグラフィックボードであると言えます。
家庭用ゲーム機は超えておく
さてPCゲーマーになるのでしたら、私は最低限度、家庭用ゲーム機の性能は超えておくべきだと考えております。
それは何故か?と言われたら『家庭用ゲーム機の性能を超えてないなら家庭用ゲーム機で十分』だと思ってしまうからです。もし他人にそう言われたらぐうの音も出ません。
今まで味わったことの無い『高画質グラフィック』と処理速度向上による『高フレームレート』を得られるのは、ゲーミングPCを購入する大きな意味があります。
他にもマイクラでMODを入れたいとか、色々PCゲームだけに許された特典もありますが、やはり家庭用ゲーム機でできることしかやれないゲーミングPCを買うというのは躊躇するところです。
自分が欲しい性能のちょっと上を買う
人間慣れてくると物足りなくなってしまうもので、私も最初はGTX1060(6GB)スゲエエ!と思ってましたが、今ではもっとフレームレートを上げたいとか高画質にしたいという欲が出ております。
ですので、財布との相談にもなりますが、自分が欲しい性能のゲーミングPCよりもちょっと高い性能のものを買っておくほうが寄り満足度が高く、継続して使えるように思えます。
今買うべきグラフィックボード
PCゲームを満足の行くグラフィックや性能で選びたいということであれば、ミドルスペックのグラフィックボードは買っておいた方が後悔は少ないです。
私もミドルスペックのグラフィックボードを購入して、大きな満足を得ております。確かに高性能なグラフィックボードを欲しいという気持ちはありますが、まだまだ戦えるという気持ちもあります。
ミドルスペックと呼べるグラフィックボードは現状【GTX1060(6GB)、GTX1660Ti、RTX2060】あたりであると思えます。AMD製でしたら【RX580、RX590】あたりでしょう。
更に満足を得たくて、懐に余裕があるのであればハイスペックと呼べるグラフィックボードを購入しておくと、数年は満足を得られると思います。