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M.2 SSDのメリットとデメリットと注意点

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SSDの接続方式にてM.2接続が速い!ということを耳にします。M.2接続ってそんなに凄いの?メリットは?デメリットは?と気になるところが満載です。

今回はそんなM.2接続について調べたことを書いて備忘録にしたいと思います。

そもそもM.2接続とは何か?

M.2接続は、接続端子に決められた規格の名称です。mSATAの後継として開発されました。小型化するノートPCなどに適応する規格でもあります。

Z97、H97といったチップセットを搭載したマザーボードから正式にサポートされた規格になっていますが、この世代では10Gbpsといった速度であり、現在対応している32Gbpsには届いておりません。

新たにマザーボードを買うなら、最新のチップセットを導入したマザーボードを購入した方がM.2接続を活かしきれる状態になります。

M.2接続なら全て高速?

しかし、このM.2接続ですが、一見全て同じ規格に見えますが、端子の形状によって速度が変わってきてしまいます。

M.2接続なら全て高速のデータ転送ができるのか?というと、実はそうではないのです。

M.2接続内にはPCI Expressレーンが4つ、そしてSATA 3.0(6Gbpsポート)を1つ備えております。

そして、M.2接続をストレージ対応にした場合に、接続端子をNVMeに対応した形状にした場合高速なデータ転送を行うことができます。

M.2接続であってもSATA 3.0(6Gbpsポート)に対応した形状にした場合には、SATA接続と速度が変わらない状況になってしまいます。

M.2接続のメリットとデメリット

M.2接続であってもNVMeに対応していなかったら意味がないということはお判りいただけたと思います。

しかし、高速であるNVMeにもデメリットが存在します。そのデメリットを理解して使うようにしましょう。

M.2接続のメリット

データ転送速度が速い

SATA 3.0接続が6Gbpsという速度ですが、NVMeに接続に対応したM.2接続式のSSDを使えば最大32Gbpsという5倍以上(理論上)の数値が期待できます。

データの読み書きなどが高速で行えるのでデータの転送には重宝しますが、ソフトやアプリ、そして転送する相手もこの形状でなければ最大限の恩恵は受けられないという注意があります、

薄くてコンパクト

とにかく形状が薄く、そしてコンパクトなのがM.2接続のSSDの特徴です。細長いという形状でマザーボードに接続するスペースも薄くコンパクトにすみます。

M.2接続のデメリット

発熱温度が高い

高速で読み書きを行える半面、温度上昇も激しい機器となります。PC内部の温度に気を付けないと、温度がすぐに上昇してしまい、悪影響の元になりやすいです。

とくにマザーボードに直接くっつけるものが多いので、マザーボードに与える温度などにも注意したいところです。

値段が高い

値段が通常のSSDよりも高いです。高性能であればあるほど値段が高く、通常のSSDの何倍ものお値段となってしまいます。

高いがメインストレージに一つは欲しい

M.2接続(NVMe対応)のSSDなんていくらでも購入できる!という人以外は、NVMe対応のSSDはかなり高価なのでおいそれと購入できる値段ではないと思います。

しかし、500GBのNVMe対応のSSDを1つでも搭載していてメインストレージに使えば、高速な動作が期待できるので、快適なPCライフが送れることでしょう。

最近はメインストレージにNVMe対応のSSDを搭載しているPCも増えてきているので、少し高価ではありますが、日常の細かいPC作業から、いつも楽しんでいるゲームのインストールにはNVMe対応のSSDを使うとより快適になると思います。

しかし、M.2接続であれば全て高速というわけではないので、NVMe対応かどうか?ということを購入の際にはよく確認しましょう。