最近、ファイナルファンタジーXVやモンスターハンターワールドを購入して、しみじみ日本のゲームはPCへの最適化がされていないと感じます。
この2つのゲームはMODを導入できるという楽しい要素はあるものの、海外大手タイトルと比較すると同じようなボリュームでもPCでの負荷が高いと感じます。
PCに最適化されていないと感じたこと
操作がコントローラー準拠
マウス対応のゲーム文化が浸透していないので、マウス準拠の操作が他のゲームと逸脱した操作になっていてやり辛いです。
コントローラー派なので、そこまで影響は無いのですが、銃撃戦メインのゲームをプレイした場合に『なんか違う!』となって疲れます。
フレームレートが30または60固定
PCゲーマーとしては、60fpsを超えるフレームレートを体感し、動きがスムーズなゲーム体験をしたいのですが、最初から家庭用ゲーム機用に調整されていることの多い国内ゲームはPC版になってもフレームレート固定のものが多いです。
とくにアクションゲームや格闘ゲーム、TPSやFPSなどで60fps以上の体験を味わいたいところなのに、PCであってもフレームレートの上限が定まってしまっていて恩恵を感じないことがあります。
画面の解像度の固定
家庭用ゲーム機では、マルチモニターの対応など考えないので21:9や32:9といったウルトラワイドやマルチモニターに対応していないことが多いです。
視野が広いことへの配慮が無いので、PCで遊んでいる利点がまた減ってしまいます。
『おま国』と『おま値』
なんの事情があるのかはわかりませんが、相変わらず日本国内では販売しない『おま国』や、日本で売っていても海外よりも高い『おま値』が存在します。
下手をすると海外販売の二倍近い値段でゲームが販売されていることも多く、海外サイトを利用せざるを得ない状況になりがちです。
不具合が多い
最近は少なくなりましたが、PC版で発売するとエラーや不具合が発生するといった状況も存在します。
家庭用ゲーム機版を無理矢理PC版にしたゲームに多いと思いますが、個人的には最初からPCで発売することを見据えて制作して欲しいと思う昨今です。
家庭用ゲーム機ユーザーが多い
日本はまだ、ゲームを遊ぶプラットフォームとして、PCよりも家庭用ゲーム機が多い状況です。この点も日本の企業としてPCへの対応が出遅れているところだと思います。
私も昔は家庭用ゲーム機でゲームを遊ぶことが殆どでしたが、今となっては考えられない状況です。家庭用ゲーム機のプラットフォームを気にせずに、だいたいのゲームが遊べてしまいます。
なにより、それなりの性能のゲーミングPCを購入してしまえば、動作が重いとか、そんなことは気にしないで良いのがとても良いところです。とくに私はアクションゲームや格闘ゲームをメインで遊ぶため、高いフレームレートの恩恵が大きいと感じます。
日本では、まだPCの普及よりもスマホorタブレット+家庭用ゲーム機という状況があり、PCでゲームをするということが当たり前とはなってしません。
しかし、ゲームを遊んでいることが当たり前であるファミコン世代の年齢も上がっているので、今後は仕事で使えるPCでゲームをプレイする層も増えるのではないかと思います。
まだまだ難しいですが、一家に一台ゲーミングPCという時代が来て、もっとPCでゲームをすることが当たり前になってくれたら、日本のゲームもPCへの最適化することが広がるかもしれません。
日本はどうしても独特な文化が育ちやすいのですが、日本のゲーム市場は家庭用ゲーム機だけでなくPCにも、もっと目を向けてくれたらな・・・と感じます。