PCゲームと言えば、高画質・高品質グラフィック、そして高フレームレートでの表示が売りの一つになることがあります。4K対応!HDR対応!レイトレーシング対応!そんな売り文句もよく見かけます。
確かに高性能なグラフィックボードを購入して、4K高画質で高いフレームレートでの表示をされ、高品質グラフィックが見られた場合にうっとり&興奮してしまいます。
テクスチャの隅々まで、見えて毛の一本まで動いているようですと!技術の進歩に沸き立ってしまいます。
高画質グラフィックが一番?
しかし、楽しいゲームにおいてグラフィックがいくら美しくても、絵だけのゲーム、雰囲気ゲーと言われて終わってしまうこともあります。
ゲームにおいてグラフィックが美しいことは『素敵な要素』ではありますが、内容がともなっていないゲームは、結局グラフィック観賞ゲームで終わってしまいます。
一時期はそんなゲームが過剰に増えて、高画質グラフィック!大ボリュームのムービー!!みたいな触れ込みが多かったような気がします。
しかし、ゲームである必要が無く、CGを見させられているだけだと、プレイヤーもゲームとしては盛り上がらない状況です。
最近はインディーズゲームも流行りだし、味のあるドット絵ゲームも人気を博しております。キャラデザインが突出しなくともゲーム性が評価されているゲームも沢山あります。
ゲームにおいては【高画質グラフィック=正義】ではあるとは思えません。
ゲームの内容に合致しているか合致していないか
グラフィックはゲームに合致しているか、合致していないか?が重要であると言えます。ホラーゲームがファンシーな見た目でも違和感があるでしょう。(ファンシーな絵がホラーに繋がるデザインだったら別ですが)
ゲームの全てが高画質グラフィックゲームであることが正義というわけでもありません。それこそが正義だったら、多分ゲーム開発がえらいことになるでしょう(笑)
あくまで機能のひとつ
高画質グラフィックは、あくまで機能のひとつです。高いグラフィックボードで高画質、高フレームレート!も一つの楽しみではありますが、ゲーム性によってはそうではないゲームも多々有ります。
FPSやTPSでは、勝利のためにあえて【画質を落として、敵を見つけやすくする】なんていう戦法も取られると聞きます。
確かにグラフィックボードの性能が高いことに超したことはありませんが、身の丈にあったグラフィックボードを選択しても、グラフィックの調整で十分にゲームできるのがPCゲームの良いところだとおもいます。(家庭用からの移植で最適化されていないものもありますが)
まとめ
確かにグラフィックが綺麗だとテンションが上がるのは事実だとは思いますが、個人的な結論としては、ゲームに見合ったグラフィックがあれば良いと思います。
あとは、プレイヤーの好き好きですし、高画質グラフィックよりも8bitのドット絵が好きな人だっています。私もリアルで高精細なグラフィックのゲームは大好きですが、インディーズゲームも好きなので、高画質グラフィックだけが正義とは思えません。気に入ったゲームを楽しくプレイできるグラフィックであるのが一番だと思います。
ただし、高性能なゲーミングPCであれば、高精細グラフィックも味のあるグラフィックどちらにも対応できるというのは、仕方がないことです。