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GeForce RTXシリーズが発表されたけど正直買いかどうか考察してみた

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NVIDIA GeForce RTX2080の発売がアナウンスされ、性能の向上とRTXの売りであるレイトレースレンダリングが凄い!と話題になっております。

しかし、このレイトレースレンダリングって何?って話が出てくると思います。いまひとつピンと来ないレイトレースレンダリングと、RTX2080は買うべきなのか?というところについて個人的な見解を書いてみたいと思います。

レイトレースレンダリングとは

レイトレーシングはray tracingと書きます。光源追跡法とも呼ばれております。光を追跡して、観測される画像をシミュレートする方法なのだそうですが、なるほど意味がわからない。

このレイトレーシングをすることによって何が変わるのか?というと、細かい光による描画と反射などがよりリアルに描かれるようになります。

車のボンネットへの映り込み、水辺の反射など、ファイナルファンタジーシリーズあたりがすきそうな演出がボリュームアップしそうな感じです。スクリーンショット撮影は盛り上がること間違いなしでしょう。

しかし、それだけの描画と演算を行なうのですから、描画速度はそれなりに落ちてしまいます。よりリアルなグラフィックを産み出すことはできますが、レイトレーシングレンダリングをONにすれば、フレームレートの向上はそこまで顕著に見られないでしょう。

RTX2080はGTX1080の1.5倍~2倍の性能と謳われており、その性能を生かしてレイトレーシングレンダリングをしても、ゲームが30fps~60fpsでプレイできるということのようです。

バトルフィールドVのプレイ動画なども公開され、炎のリアルな描画と、窓ガラスや車体への映り込みが美しく描かれていることがわかります。

リアルさ重視にするか快適度重視にするか

レイトレースレンダリングが素晴らしい描画性能だということは理解できますが、これがゲームに与える影響としては全てプラスになるか?と言えば、答えはNOです。

リアルグラフィックの描写よりも高いフレームレートの方が、アクションゲームや格闘ゲームにはより必要であると言えます。私はどちらかというと、どれだけヌルヌル動いてくれるか?が楽しみだったので、今回のレイトレーシングレンダリングについては、凄いけどゲーマーとしては微妙という個人的な見解です。

4Kでも60fps以上出せるのか?というのが疑問点なので、今後のベンチマークやプレイ動画の発表に期待をしたいと思います。しかし、ゲーマーではなくレンダリング能力に期待していたという人であれば朗報であるとも思えます。

RTXシリーズは買いか?

現時点の性能を見ると、先日GTX1070Tiを搭載したガレリアMVも購入したばかりなので、個人的にはすぐさま購入が必要とは感じませんでした。

購入するなら今年度末か、来年度末になってからで良いと感じました。その頃にはもっと最適化もなされ、対応するゲームも増えていくと思います。

もしRTXシリーズが発売されて現状のGTX1080Tiが格段に安くなるのであれば、そちらを搭載したゲーミングPCを購入するというのも選択肢になると思っております。

しかし、今回のGeForce RTXシリーズはクリエイターPCとしても使い勝手が良さそうなので、クリエイターPCとゲーミングPCの両側面が欲しい人には良いグラフィックボードかもしれません。

クリエイター用PCとしての性能が今後模索できるようなら、3DCGを楽しみつつ、ゲームも楽しみたいという欲張りな方に嬉しいグラフィックボードになるかもしれません。