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デスクトップPCを効率よく冷やすファンの優先順位

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高性能なデスクトップPCの排熱を考える際に、エアフローは重要な要素です。

しかし、PCケースに闇雲にファンを付ければ良いというものでもありません。しっかりケース内の状況を見て優先順位を付けて設置する必要があります。

ファンの優先順位

1位 CPUファン

CPUは熱くなりやすく、更に熱いままにすると熱暴走の危険があるので、音が煩くてもCPUファンを停止させるようなことはしないでください。

わざわざ取り外すようなことをする人は少ないと思いますが、とくに夏の暑い季節にファンを止めるなんてことはしないようにしましょう。

2位 リアファン

PC背面に取り付けられている、排気用のファンです。排気ができていなければPC内部の熱くなった空気がいつまでも排出されません。

熱くなった空気は上昇するので、リアファンはデスクトップPCであれば電源の近くデスクトップPC背面の高い位置に配置されていることがほとんどです。

ファンが煩いからということで、リアファンを停止させてしまうなんてことは止めましょう。また、向きを逆につけて吸気してしまうのもよろしくありません。

リアファンは排熱のため、正しい向きで、吸気よりも排気の量が多くなるように吸気よりも大型のものを付けます。

3位 フロントファン

フロントファンの無いデスクトップPCは多いのですが、エアフローを考慮した場合、フロントファンが有ると無いとでは大違いです。

ゲーミングPCの様なグラフィックボードを搭載する負荷の大きいPCであれば、フロントファンを搭載し、冷たい空気を吸気する必要があります。

4位 サイドファン

CPUを冷やすために取り付いている場合もありますが、CPUファンとは別に考えによるサイドファンです。

有った方が効率よく冷える場合と、そうでない場合がありますので、取り付ければ良いというものでもありません。

5位 上面・底面ファン

こちらもエアフローの考慮をして設置しないと、気流が乱れて逆にエアフローの妨げになる場合があります。

設置する場合は、冷たい空気を吸気するために底面ファンを吸気側に、熱い空気を排熱するために上面ファンを排気用として設置する必要があります。

PC内部は負圧の状態にする

デスクトップPCの内部は、つねに排気を強くして気圧の少ない『負圧』の状態にしておくと、冷たい外気を吸気しやすくなります。

逆に『正圧』状態にしてしまうと、いつまでもPC内部の熱気が篭ってしまうのでPC内部の温度の上昇につながり、CPUの熱暴走やその他パーツの故障の原因となります。

リアファンとフロントファン、そして他のファンの状態を見てファンの選定をする必要があります。リアファンだけ大型のものをつけても吸気量以上の排気量が無ければ結局効率は悪くなってしまいます。

吸気側のファンにはフィルターを付けると良い

吸気側のファンはどうしてもPC内部にホコリやゴミも吸い込んでしまいます。ホコリやゴミはPCに良い影響のあるものではございません。

また、ファンにホコリが付くとファンの性能も落ちるので、吸気用のファンを設置する場合はフィルターも設置して、小まめに掃除する必要があります。

排気側を優先

ファンの優先順位としては『排気側』が重要です。PC内部で熱せられた空気をいち早くPC内部から外に放出する必要があります。

排出側が整ったら、次に吸気側を考えて、最後に満遍なく冷たい空気がPC内部に行き渡るようにしましょう。自己責任ではありますがPCのサイドパネルがアクリル製のものでしたら、一度ドライアイスの煙を吸気してエアフローを確認しても良いかもしれません。

最近の夏はとくに暑いので、PC内部の温度が心配という人は、PCのエアフローも再確認すると良いでしょう。高価なゲーミングPCはエアフローを考慮されたものも多いので、参考にするか購入してしまうと良いと思います。

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