以前、ゲームのネット対戦においてマナーが大事という記事を書きました。最近、私自身も対戦ゲームを楽しむことが増えてきてネット対戦に対するマナーの考え方というものに興味が湧いております。
ローカルルールの発生
公式ルールは、ゲーム開発会社や企業主催の大会などで指定されているルールのことだと捉えさせていただいております。
チート行為や裏技行為といったものは勿論禁止され、公共良俗に反した行為も禁止されるようなルールだと思います。
そして、ユーザーが集まり大きな集まりになると、ローカルルールが発生してきます。このローカルルールというのがとても厄介でして、人数が多い集まりになるとこのローカルルールの押しつけが発生する場合があります。
公式ルールには反していないけど、ローカルルールには反していること、つまりローカルルールを設定した集まりにしかわからない善悪の判断が生まれることがあります。
しかも、このローカルルールを設定した集まりに属していない人に押し付けて強要し断罪するという行為をたまに見かけることがあります。
ローカル団体所属の方『ゲームプレイ中に○○をするのは卑劣な行為だ!』所属していない方『え?なにそれ?○○は禁止じゃないよね?』といった事が起こりえます。
私も古くは格闘ゲームのローカルコミュニティに所属していたことがあったのですが、そのローカルコミュニティには変なルールがありました。そのルールは『絶対に起き攻めをしなければならない』でした。
初めてそのルールを聞いたときに『昇龍拳が起き上がりに完璧に出せる人に、何故起き攻めをしなければいけないのか?』と思っておりましたが、一応折角所属したローカルコミュニティだったのでローカルルールに従ってみましたが、他にもよくわからないルールが多数あり結局肌に合わずそのコミュニティから脱してしまいました。
快適に楽しく集まったはずのコミュニティなのに、ローカルルールが発生することで縛りが発生してしまうことがあります。
ローカルルールは押し付けるものではない
チートや暴言によるメッセージ行為などの公式が禁止しているような振る舞いがあったらスクリーンショットでも撮影して通報すれば良いだけだと思います。それ以外は『そんな人もいるのだな』くらいで片付ければ良いと思います。
そして、公式ルールと違いローカルルールは押し付けるものではないと思います。自分ルールはあくまで自分ルールです。押し付けが行き過ぎると逆に迷惑行為になりかねません。
TPSやFPSや格闘ゲーム等は、エモート等で倒した相手を挑発する行為が見受けられますが、これに怒ってしまうのは自分も同じレベルまで落としてしまうだけだと思います。
私は基本的に『めっちゃ煽られてる(笑)』くらいで済ませるようにしております。その後はそういった行為を受けたことで実力を上げて、そういった行為をした方を見返す奮起の材料にすれば良いと考えております。
対戦ゲームだからこそ、自分の理解できない考えをもった人に良くも悪くも出会ってしまいます。もし頭にくるような行為をされたとしても、まず自分の考える『当たり前』が対戦した人の『当たり前』であるかどうかよく考えた方が良いと私は思っています。
今は海外の人とも対戦が気軽にできるので、それこそ『日本人の当たり前』すら通じるかわかりません。少しでも状況を楽しむことを考えた方が精神的負担は少ないと思います。
SNS等を見ると対戦ゲームなどで、自分の当たり前という物差しで争っている人を見かけるので、ふとこんなことを考えました。しかし、この考えも『私の当たり前』と考えてしまう物差しかもしれません。
今回、こんなことを考えさせてもくれるネット対戦ゲームはやはり色々な意味で楽しいと個人的に思います。最終的にはゲームは自己満足を得るための娯楽だと思いますので、長く楽しめるように自分なりに試行錯誤していきたいと思います。