今回TGS(東京ゲームショウ)2017に行って、非常に興味深い技術を拝見させていただきました。それがあいトラッキング(眼球運動計測器)でした。
アイトラッキングとは?
眼球や瞳孔を把握して、視線がどこにあるか?何を見ているのか?がわかる技術です。
私がTGS2017で体験させてもらったのは、Tobii Pro X3-120という製品でした。なんと市販もされているようです。Tobii Eye Tracker 4C Gaming Peripheral
このセンサーバーの様な製品ですが、なんと瞳孔を瞬時に検出して、視線の先にあるものをポインティングしてくれます。TGSのブースではTGSらしく、PCのモニター上で飛来する隕石に視線を合わすとポインティングされ、スペースキーで隕石を撃つということが可能でした。
瞳孔の検出だけでも驚きなのですが、瞳孔の動きに合わせてポインターが動き、さらに瞬きするとポインティングも失われます。しっかりと瞳孔が検出されているのがわかりました。
この技術だけでもかなりの感動だと思います。こういった技術がVR等にも組み込まれるものがあって、この機能が生かされたらVRゲームだけでなく様々なものに応用できると感じました。
ただ、視線の先がどこにあるのかというのが知れても困る部分も有るとも思いました。異性とのコミュニケーション中の視線動向は特に危険だと思えます。
TGSのブースで対応していただいた人とそんな談話もしましたが、冗談はさておき、視線追従の凄さを目の当たりに感じ、素晴らしいと感じた技術です。
対応しているPCゲームもある
なんと、驚きなのが、このアイトラッカーに対応しているゲームもあるようです。新しいものであれば、アサシンクリード オリジンズ、F1 2017、Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands等に対応しているようです。やや高価なのですが、かなり欲しくなってしまうデバイスです。
対応しているゲームはコチラのHPでも確認が可能です。Games Powered with Eye Tracking
こんな未来技術を駆使してゲームで遊べるという贅沢を味わえるということはPC所有者の利点だと思えました。
可能性を感じました
VR、AR、MRに続き、かなり衝撃を受ける技術でした。今後この技術が導入されればPCの幅が広がると思えました。とくに福祉関係にも使える素晴らしい技術だと個人的に思いました。
まだまだPCのデバイスの可能性を感じられるものがあるのだと思ったので、こういった技術にあえるのもPCの良いところだと思います。
気になる人は、Tobii Proのホームページも見ていただくと良いと思います。PCの技術革新を感じられます。https://www.tobiipro.com/ja/