PCを使っていると、常駐ソフトなどの増加により起動が遅い、通常の使用中の動作が重くなる、最悪フリーズしやすくなるといった不具合が出てきます。
ウィルス感染などの疑わしさもありますが、そういった際にはPCをリカバリー(初期化)してしまうのもひとつの手段です。
PCをリカバリーする前にやっておきたいこと
PCをリカバリーするのは簡単です。しかし、リカバリーしてしまうと、HDD(SSD)を初期化してしまうので、中にあったデータも全てデリートされてしまいます。
大切なデータはしっかりとバックアップを取っておくことをオススメします。
リカバリーする前に注意したいこと
あくまでリカバリーはHDD(SSD)内をクリーンアップして行なうものです。HDD(SSD)に物理的な以上が発生している場合には効果がありません。
物理的に破損している場合は、リカバリー作業に至る前に壊れてしまう可能性もあるので、バックアップを優先することをオススメします。
リカバリーの方法
メーカー製やHDDにリカバリーデータが入っているPCの場合
PCのリカバリーの方法については、多数あります。メーカーなどのPCですとエラーが続いた場合、3回程度まともにWindowsが立ち上がらない場合リカバリーするか聞かれます。
このタイプはHDD(SSD)に予めリカバリー専用のデータが入っております。最も楽な手順です。リカバリーする項目を選択して手順に則って進めてください。
逆にバックアップを取っていないうちに、リカバリーを選択した場合データも消えてしまいますので注意が必要です。
リカバリーディスクを作る場合
次に別途リカバリーディスクを製作する方法です。CDやDVDやUSBメモリなどのメディアをリカバリーディスクとして使用します。
コントロールパネル→回復→回復ドライブの作成、から作成できます。他にもメーカーやOSによって若干文言などが変ってくるので、注意が必要です。
自作やBTOPCの場合
自作やBTOPCの場合は、付属のOSのCD-ROMなどを再インストールする手順で行なえます。BTOショップによっては、リカバリーがHDD(SSD)に入っている場合もありますので、付属の書類などを確認しましょう。
リカバリーは結構面倒
リカバリーはOSをインストールしなおす、更に付属のソフトウェアなども再度インストールする手間があります。元の使用状態に戻すまでは、個人差はありますが、半日以上は覚悟しておいた方が良いでしょう。
最近のPCは滅多に止まったりしませんでしたが、過去のPCは良く止まって、不具合も多かったです。私もWindows98ぐらいの時代には、何度OSを再インストールしたか覚えておりません。
そう考えると最近のPCは優秀だと思います。あまりにも不具合があるようでしたら、PCの買い替えも視野に入れた方が良いでしょう。
しかし、費用を最小限に抑えたい、物を大事にしたいということであればリカバリーはPCの復活に有効な手段なので、やり方を覚えておくと良いと思います。