BTOメーカーのMouseから、超々薄型のデスクトップゲーミングPCが2017年5月12日に発売されました。
NEXTGEAR-SLIM is100 シリーズ (HM170) デスクトップゲーミングPC
驚くべき薄さ
なんと、幅は22mmという2cmに近い薄さです。しかもゲーミングPCというから驚きです。ゲーミングノートPCでももっと分厚いです。
液晶などを考えたら、それはノートPCよりも薄くできるという話ではありますが、GTX1070(ノートPC用)を内蔵してこの薄さです。素晴らしいと思います。
気になる性能は?
ゲーミングPCと言っても、限りない薄さを重視してのスペックとなっております。やはりデスクトップゲーミングPCと比較するとやや性能は落ちてしまいます。
この薄さともなると、排熱効率は悪いといわざるを得ません。ノートPC用のGTX1070ということもありますが、実質GTX1060よりちょっと上の性能と考えた方が良いでしょう。
CPUも Core i7-6700HQということで、ノートPC用のCPUです。しかしノートPC用のCPUの中でも性能の良いハイパフォーマンスグラフィックスクアッドコアとなっております。
気になる価格は?
価格は低スペックなもので¥169,800(税抜)からハイスペックなもので\219,800(税抜)となっております。主な違いはメモリ容量やSSDの容量となっております。
カスタマイズも可能ではありますが、やはり普通のゲーミングデスクトップPCと比較するとやや高価な印象です。
使い勝手を予想してみた
薄型デスクトップゲーミングPCの使い勝手を考察してみますが、使いどころとしては、友人の家にSteamゲーム等を持っていくのには良いかもしれません。
ノートPCがわりに持ち歩くという手も考えられますが、モバイルモニターやマウスとキーボードなどの周辺機器を所持していくことを考えたら、ノートPCの方が利便性があります。
一番の用途は置き場所に困らないゲーミングPCとして考えられますが、モニターの出力ポートがHDMI端子とMini DisplayPort端子が1つずつしか無いのは心もとないです。
USB端子も少なめなので、Bluetooth機器に頼ることが増えそうです。周辺機器での投資が増えそうな気がします。
薄さにどれだけのメリットを見出すかが鍵
ガジェットとしては非常に面白いので、モニターの後ろに貼り付けて、おおよそ一体型の高性能ゲーミングPCとして使うことが一番メリットがありそうです。
たまに持ち運びもできる。周辺機器を選べるというメリットを加算しても、その2点にメリットを大きく感じなければ、ゲーミングノートPCとあまり変らないとも思えてしまいます。
もう少し安価であれば、購入候補には上がってくるデスクトップゲーミングPCですが、この薄さのメリットを感じなければ購入には至らないのかもしれません。しかしこの薄さにメリットを見出すことができれば唯一無二の製品だと思います。