パソコンだけではありませんが、ここ数年でゲームのグラフィックのクオリティは格段に上がっております。
そのグラフィックを表示するためには、パソコンのパーツもよりハイエンドなゲーミングPCなどが必要になってきております。
ゲームのグラフィックが向上すると、わかりやすく映像美が上がります。しかしながらメリットだけでしょうか?ゲームの面白さはグラフィックの良し悪しだけできまるでしょうか?
と考えたのでグラフィック向上によるメリットとデメリットを書いていきたいと思います。
グラフィック向上のメリット
美麗なグラフィックで没入感が増す
まるで現実世界か?と思えるゲームで、特にカーレースゲームなどは没入感が増すと思います。VRなどを使用すれば、まるでその世界に入ったかのような感覚を得ることができます。
得られる情報量が増える
昔のゲームでしたら、わからなかったキャラクターの細かな表情や、自然の表現などが可能となります。演出が強化され表現が豊かなゲームが味わえます。
グラフィック向上のデメリット
リアルであるがゆえの違和感を覚える場合がある
現実世界に近づけば近づくほど、あれ?と違和感を覚える場合があります。キャラクターの挙動などで、モーションがおかしいと首をかしげてしまう状況が生まれる場合があります。
ゲームの開発期間が長くなる
昔のゲームと比べると手間が何倍にも増えております。開発期間が長くかかれば、それだけ作品の発売は遅くなります。欲しいゲームがすぐに発売されないという状況になります。
常に新しいGPUが欲しくなる
GPUがどんどんと新しくなり、それにあわせてゲームのグラフィックも向上、さらにGPUも向上、さらにグラフィックもとなって進化してくれるのはありがたいですが、GPUも安価ではありません。
高価なものは十万円近くします。出費がかさんでしまいユーザーもついていけない状況になりかねません。
グラフィックが良ければ、面白いゲームなのか?
上記の問題もありますが、グラフィックさえ良ければ面白いゲームか?と言われるとそうではない時代になっております。
確かにグラフィックの進化は目に見えてユーザーにアピールしやすいですが、肝心のゲーム性が変らなかったり、つまらなかったりする場合、昔のゲームでよかったのでは?という気持ちになってしまいます。
最近そういったゲームも多くなり、ゲーム離れをしている人を見ることもチラホラあります。ゲームってグラフィック以上にゲームであることが大事だと思います。
最後に
私は、コンシューマーゲームをプレイしていてグラフィックが向上しているだけでつまらないゲームが増加したと感じておりました。しかし、PCゲームでは、前衛的なインディーズタイトルも多く、ゲームはまだまだ楽しめるものだと教えられました。
また、海外のゲームはグラフィックだけじゃなく、内容も挑戦的なものが多く非常に楽しめております。海外ゲームはパソコンの方が購入しやすいので助かっております。
日本のゲームも海外に負けないくらい挑戦的なタイトルが出ることを祈っております。グラフィックが向上し、開発に時間をかけられない日本のゲームは挑戦的なゲームが減っている気がします。
そんな大きなデメリットを覆すような、楽しいゲームが(私はパソコン版の方がうれしいのですが)今後パソコンやコンシューマー問わず発売されて欲しいものです。