自作パソコンなどを始めるとケースにもこだわるようになり、ケースにおいて加工などがしやすい木製なども考えたくなります。
また、最近木製のパソコンケースがニュースとなったVolta V(https://volta.computer/)が話題となっております。
しかし、木製のパソコンケースって良いものなのでしょうか?メリットとデメリットを考えて見ました。
木製パソコンケースのメリットとデメリット
木製パソコンケースのメリット
- 人と違った見た目なのでオシャレかつ自己アピールができる
- インテリアとしても違和感が無く使用可能(ケースによる)
- 自作であれば加工が楽
- 自作であれば材料費も安価に揃えられる
木製パソコンケースのデメリット
- 耐熱性が心配
- 衝撃に弱い(使用する木による)
木製パソコンケースはアリ?ナシ?
自作で加工するならば、アクリル合板などよりもカッティングの面では加工がしやすいと思います。ノコギリがあればできてしまいますが、その場でやると木屑が精密機器の隙間に入りそうで怖いです。
見た目もオシャレですし、意匠をこらすようなデザインができれば、唯一無二な自分だけのパソコンケースが完成すると思われます。
しかしながら、部屋の見た目と結局あわせなければならないところは一緒だと思います。たとえBTOショップで廉価版のケースを買ったとしても結局は部屋にあっているかどうかで決まってしまうと思われます。
そして、一番気になるのは、耐熱性と衝撃吸収能力などです。ここが弱いと壊れる原因になりますし、なにより耐熱性から考えて火災にでもなってしまったら大問題です。
木の燃焼温度を調べると、180度で分解をはじめ着火温度は250度となっているようです。ちなみにアクリルの着火温度は400度だそうです。
実質パソコン内部が250度になるようなことはありませんが、他の材質よりも低いことには変りありません。木製パソコンケースを使用するならば劣化した電気配線などは施設しないようにしたいですね。
安全を考慮して、通気性に配慮をすれば、木製ケースも十分に使用に耐えうるものだと思います。衝撃については合板やベニヤ板などを使用した場合は、耐久力に心配があると思います。
何にしても、しっかりとした木材を使用し、安全に気をつけて作成されたものであれば問題は無いと思われます。
見た目的には和室に合うと思いますので、和室にパソコンを置く人は、木製ケースの購入または木製ケース型のパソコンの購入を考えても良いかもしれませんね。
自作をする人には、ケースの初作成としては加工がしやすくてよいのではないでしょうか?最近はホームセンターなどであれば設計図を持っていけばその通りに加工してくれるサービスもあります。
私もどうせ自作パソコンをするならケースから、と思っていたので、木製ケースかどうかはわかりませんが、ケースからの作成にチャレンジしてみたい気がします。
木製ケースはアリかナシかで言えば、耐熱性と耐衝撃能力には気をつけて材質に拘るなら大いにアリだと思います。