オンライン上にあるGTX1080またはGTX1060の機能を使用したゲームをクラウド上でストリーミングして利用できるサービスを、NVDIA社が発表しました。
以前より、NVIDIA Shieldのみで利用していたGeForce NOWの機能をパソコン上で利用できるようになるというものです。
どんな環境で利用ができるのか?
GeForce NOW for Mac and PC(http://www.geforce.com/geforce-now)ですが、まず利用できるプラットフォームがSteam、Origin、Uplay、Battle.net、GOGHと大手のゲーム配信サービスで利用できるようになります。
オンラインの高性能マシンのパワーをストリーミングプレイするということですが、通信回線が25Mbps以上あれば、安定したゲーム環境が整うということです。
しかし、25Mbps以上を常時安定させるとなると、かなり難しいのでは?と思います。有線接続をして、混雑の少ない回線を準備する必要があると思います。
気になるサービスの使用料金は?
まず、利用時には2500クレジット(2900円相当)を購入します。そしてGTX1080であれば1分4クレジット、GTX1060であれば1分2クレジットが必用です。
さて、こちらですがゲームを1時間プレイすると考えるとGTX1080では4クレジット×60ですね。つまり240クレジット必用です。GTX1060ではその半分の120クレジットです。
2500クレジット所持していると考えると、GTX1080では10時間ちょい、GTX1060では約21時間遊べるということになります。
+新規登録で1000クレジットのボーナスが付くらしいです。10時間もしくは21時間遊んで約2900円を高いと感じるか安いと感じるか?ゲームは別途購入が必用なので+ゲームソフト費用がかかります。
利用する用途としては、プレイしたいゲームが1本だけあるけど、GPUを購入するほどではない、という方か、GTX1080かGTX1060の購入を考えていて、どれほどの性能になるのか体験だけしたい、という人向けではないかと思います。
GPUを搭載するゲームは確かに大きくなりますし、ノートPCで十分という人であれば、このサービスは画期的であるとも思えますが、そういった人達が安定した回線を得られるか?ということがネックだとも思えます。
ネット回線が悪かったら、逆にGTXの実力はこんなものかな?なんて思われてしまうようだと逆効果かもしれません。
私は既にGTX1060を購入しておりますし、このサービスを使うくらいでしたらGTX1080を新たに購入してしまったほうが良いかな?とも思います。(価値観にもよると思います。)
しかしながら、年に1本か2本程度でしか、GPUの必用なゲームを遊ばない人には良いサービスとも思えます。