パソコンを選ぶ上で、あまり気にする人は少ないのですが、少し知識を得てきたたマザーボードも気になってきます。
マザーボードを選択する上で、気にしておきたいのがチップセットの性能です。
チップセットってなに?
チップセットは、マザーボードの仕様などに書かれているZ170, H170, B150, H110といった数字です。
知らない人には、全くわからない英数字が並んでいると思います。一体何の目安になるのかもわかりませんね。
まず、チップセットはマザーボードに搭載されているもので、個別に販売されているものではありません。
チップセットください!と店頭で言ったら、なんのことかと思われますのでお気をつけください。
チップセットはマザーボード上にあり、マザーボードに接続している、CPUやメモリ、GPUなどの機器のデータのやり取りをしているところです。
マザーボード内の神経、血管と言ってもよいと思います。チップセットの性能が良いほど、各パーツのやりとりはスムーズに行くということになります。
チップセットの見分け方は?
チップセットにより性能が変わることはわかりましたが、その性能差はどこで判断すれば良いのか?ということになります。
またチップセットによって、マザーボードに付けられるCPUなども変わってきますので、注意が必要です。
intelのチップセットを例に出すと、最新のLGA1151であれば先ほども挙げた、Z170, H170, B150, H110といったチップセットです。
LGA1150であれば、Z97,H97,Z87,H87,H85,H81,B81といった種類があります。他にも世代により型番が変わってきます。
そして、型番の意味になってきますが、LGA1151を例に出すと、Z170はオーバークロックに対応し、PCI Express3.0 最大レーン数が増加することでGPUを挿せる箇所も増加します。
USB3.0の最大数も10になるなど、他にも恩恵が色々と受けられ、とにかく高性能でオプションも最大限に生かせるチップセットです。
H170はオーバークロックには対応していいないけどZ170に次ぎ、高性能なもの、B150は通常のビジネスに使用する程度のもの、H110はとにかく低価格でパソコンの機能が利用できれば良いような状態の人に良いと思います。
つまり、高性能なチップセットを購入しておけば、あとあと拡張性も上がるので、より高度な使用にも耐えられるということになります。
あとでパーツを増設すれば良い、なんていうことで安いチップセットを搭載したパソコンを購入してしまった場合には、結局パーツの増設なども行えず、丸ごとパソコンを購入しなければいけなくなってしまいます。
知っておけば後々に響くパーツ
マザーボードのチップセットのことを知っておけば、後々のパーツ交換に有用です。折角購入したパーツに互換性があるのかどうかも判断できる材料ですので、知識としてしっかり覚えておくと良いでしょう。