デスクトップPCにある、PCIスロットとは一体なんでしょうか?詳しく説明できる人はなかなか少ないと思います。
そして、昔は同じスロットが複数ついている印象ですが、最近では、規格がかなり違ってきております。
ということで、PCIスロットについて書いていきたいを思います。
PCIスロットとは?
PCIスロットはPCI Expressといって、マザーボード上にある、様々な機器の拡張スロットです。規格が×1、×4、×8、×16とあります。
更に今では、PCI Express 1.0、2.0、3.0といった種類があり、大きな転送速度を誇っております。今現在PCI Express 4.0が進行中で、3.0の2倍の速度になる予定だそうです。
×16ポートを所持していれば、その下の×8までは使用が可能です。×4では×8、×16は使えないというように、その逆は無理なようです。
後々拡張性を考えれば、できれば×16に対応したPCIスロットをもつマザーボードを購入した方が良いでしょう。
どんな拡張機能が使える?
主にグラフィックカードが有名ですが、そのほかにもビデオキャプチャやLANや無線LAN、USBポートなどを取り付けることが主流となっております。
最近ではUSBポートから接続できる機器が増えていますので、あまり使われませんが、グラフィックカードは、このスロットがメインに使われております。
グラフィックカードと言ったら、ここに挿すぐらいの認識で間違いないです。
電気の入力方法
これは、直接電源ユニットから引っ張るものが多いです。電源コネクタから、6ピンまたは、8ピンもしくは両方を電源として供給し動作するものが多いと思います。
色々と便利でありますが、デスクトップPCでしか現状お付き合いのないパーツです。
デスクトップPCでは、非常に重宝するスロットなのですが、今現在スマートフォンとタブレットとノートPCなどがメインになってきているので、あまりお目にかかるものではなくなってきております。
昔、PCIスロットをUSBポートで使用できる機器というものも作られましたが、現実的ではなく、今ではお目にかからないものになりました。外付けのCPUなども今のところ安定した性能を維持することは難しいようです。
高機能なGPUを取り付けたいという人は、PCIスロットをしっかりと備えたデスクトップPCを購入すると良いです。
今ではあまり一般的には縁の薄くなったPCIスロットですが、デスクトップPC全盛期の頃は、大変重宝されたものなので、こういった規格もあるということは覚えておいた方が良いですし。BTOパソコンを購入するなら絶対に覚えておいた方が良いでしょう。