パソコンの大事なデータを保存するものとして、HDD(ハードディスクとドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)はとても有名です。
しかし、SSHD(ソリッドステートハイブリッドドライブ)を知っているひとは、結構少ないのではないでしょうか?
SSHDって何?
SSHDは、HDDの良いところとSSDの良いところをあわせたものとして売り出されました。
HDDの良いところは、なんといっても大容量で、安価です。今現在でしたら4TBなどの大容量が1万円近い値段で購入できてしまいます。
SSDの良いところは、なんといってもデータの読み込みの速さと、耐久力です。HDDはどうしても円盤などの駆動部が壊れやすくなってしまいます。
しかし、SSDは、衝撃などで早々壊れるものではありません。ただし、その分コストは高くなってしまいます。
その良いところを合わせたものがSSHDと言われております。SSHDはHDDにフラッシュメモリを取り付け、SSD並みの読み込み速度と、HDDの大容量をあわせ持つ製品と言われております。
SSHDはそんなに高性能なの?使い心地は?
さて、一度私もSSHDを購入し、使用していたときがありました。その使い心地などを書いていきたいと思います。
まず肝心の速度についてですが、確かにHDDよりも起動が早いと感じました。これは大変使い勝手が良かったです。
そしてSSDよりも大容量であることも事実です。しかし、慣れてくると、HDDとそこまでの格差を感じなくなってしまいました。
SSDの方につけかえると、体感SSDの方が早いので、最上の速度を求めるならSSDの方が良いと思われます。
そして、SSHDはHDDと同じように、読み込み、書き込みの際に音が出ます。カリカリカリと言う音が気になる人はSSDの方が良いでしょう。
しかし、SSHDが勝るところは圧倒的な価格です。1TB程度でしたら、8,000円程度で購入が可能です。
ただし、ハイブリットとは言いますが、良いとこ取りというよりは、合いの子と言った方が良いでしょうか、中間的な性能を持っていると感じました。
大容量が欲しければHDDの方がコスパが良いですし、高速が欲しければSSDを購入した方が良い程度の性能だと思えます。
ドライブが1つしかない、ミニPCに良いかもしれません。ノートPCですと、駆動部があるので、壊れる可能性が増えることは否めないです。
そういった性能でも良いということを認識しているのであれば、購入しても良いのでは?と思える製品です。
現状のSSHDの性能であると、デスクトップPCでしたら、メインドライブにSSD、セカンドドライブ以降にはHDDが鉄板ではないかな?と私は思ってしまいます。