パソコンを選ぶにあたって、気になる性能と言えば、CPU、メモリ、ストレージ(HDDやSSD)、GPU、ドライブ類に目がいきがちですが、実はそれらをつなぐマザーボードにも目を向けて欲しいのです。
マザーボードに目を向ける理由
マザーボードは、上記に書いた、CPU、メモリ、ストレージ、GPUなどを繋ぐパソコンの中枢神経のような役割を担っております。あまり気にしない方も多いですが、パソコンの中で非常に大きな役割を担っております。
後からパソコンのパーツを交換したり、増設したり、ということを行う場合マザーボードの規格を知らなければ、何もできません。そういった事でマザーボードというものに目を向けたら、よりパソコンのことが理解できます。
マザーボードの規格
マザーボードには様々な規格があります。この規格で、パソコンの大きさや機能が変わってきます。
規格にはATX、MicroATX、FlexATX、Mini-ITX、Nano-ITX・・・・などなど、マザーボードの『大きさ』が変ってきますので、これにあったパソコンのケースを選ぶ必要があります。
また、小さいマザーボードはそれだけスロットが少ないので、拡張性が少なくなります。
チップセット
チップセットはマザーボードに必ず搭載されております。最近発売されたCPUのSkylake準拠で言えば、Z170, H170, B150, H110といった種類があります。
それぞれの型番により、対応しているスロットや機能が違ってきます。勿論Skylake以外では型番も違ってきますので、注意が必要です。
色々なものに対応しているチップセットを搭載したマザーボードは高価になっております。
各種スロット等
マザーボードによって、チップセットにより、対応しているスロットやポートの数が違ってきます。
USB3.0がいくつあるか、PCIスロットの数、そしてCPUやメモリの対応するスロットの形状が変りますので、これにより交換できるパーツや増設できるパーツが異なってきます。
BIOS
マザーボードに格納されたプログラムです。パソコンを起動させる際に、接続された器機やOSの制御などを行っています。
BIOSはマザーボードのメーカーにより、表示の形式が違うので、慣れたBIOSが良いということであれば、同じメーカーもマザーボードを買い続けるのが良いでしょう。
マザーボードまで気にしたパソコンを選ぶには
マザーボードまで気にかけるとなると、おおよそ自作PCになってきますが、Sycomはチップセットの型番まで書いてあるので、パソコンの選択の際にわかりやすいと思います。
また、ドスパラの自作パソコンセットを活用するのも良いと思います。
パーツ交換や増設を行う上では、マザーボードは非常に重要な要素なので、より知識を深めると、よりパソコンのことを知ることができ、パーツ選びも楽しくなります。