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大容量HDDのヘリウム封入ってうたわれているけどヘリウムが入ってると凄いのか?

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最近ではHDDの容量が8TB以上!などと大容量になってきました。昔は500GBとかでも大きいと思っていましたが最近では1TBや2TBはあたりまえで、1万円も出せば3TBくらいの容量が買えてしまいます。

TVの録画や、子供の成長記録を撮影した動画、ゲームのプレイ動画など、とにかく動画の保存には多大な容量が必要で、DVDやBDに保存するにも億劫ですし、作業時間も大変な労力です。

そうなると、保存はHDDにそのまま、ということが増えます、しかし1TBや2TBの容量も映像の解像度が上がり、綺麗なまま保存するとなると、すぐにいっぱいになってしまいます。

そこで、どんどんと大容量のHDDなどが必要となってきますが、大きな容量のHDDに、最近ではヘリウム封入と書かれていたりします。

声が変ったり、風船に入っていたりとヘリウムガスのイメージはそんなものですが、これがHDDとどんなかかわりがあるのでしょうか?

ヘリウムガスとHDDの関わり

まずなんでヘリウム、ヘリウムと言われるかというと、ヘリウムガスは空気よりも分子が小さく、密度が小さいのです。

そんなヘリウムガスがなんの役に?と思われるかもしれませんが、HDD内にある空気のかわりにヘリウムガスを入れることで、HDD内にあるプラッタへの空気抵抗を減らすことができるのです。

プラッタというのはHDD内にある磁気ディスクのことです、この磁気ディスクに様々なデータを保存することとなるのです。

以前は空気をHDDに封入していると、このプラッタが5枚までしか入らなかったところが、ヘリウムガスを使用することで7枚まで入るように・・・ということで内部の記憶容量が上がっております。

空気からヘリウムガスに変ったことで、HDDはここまでの大容量を実現できた、ということです。

ヘリウムガスを使うことのメリット

上記で述べたとおり、空気より密度の少ないヘリウムガスをするメリットは、空気より密度が小さいので、それだけ摩擦が少ないので、プラッタの振動を抑えられます。

振動が抑えられるので、プラッタを薄くしても大丈夫になります、ここはプラッタの枚数が増えたことに大きくかかわります。

またヘリウムガスを使用するということでHDDは密閉されるようになりました、HDDを密閉するということは外気からの湿気やホコリやその他の外的要因を取り除けるのです。

汚れや錆びやヤニなどの故障の原因となる要因が排除されるのですから、それだけ故障もしにくい、ということになります。

でも、お高いんでしょう?

ヘリウムガスが封入されている分高いか?と言われると、大容量に必要な技術ですし、価格帯を見ても高い!と言われるほどではないと思います。

3TBのHDDが約1万円〜2万円、8TBのHDDが約3万円〜4万円、3TBのHDDを3枚買うほうが確かに安いですが、一度に保存できる利便さと、スペースを考えたらどうでしょうか?

HDDを接続する、または置いておく、設置するスペースだって無限ではありません、1台でより多くのデータを保存できれば、スッキリすることは明確です。

ヘリウムを封入することによって、HDDの容量はまたまた上限を突破しました、まだSSDが高価なので、まだまだHDDはデータ保存用として重宝しそうです。