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CPUのプロセスルールとは?CPUの性能にどんな影響があるのか

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新しいCPUが発売されると、性能比較などで出てくる「プロセスルール」という言葉があります。「プロレスルール」でも「プロセスチーズ」でもありません。プロセスルールです。

そんな耳慣れない言葉であるプロセスルールとは一体何なんだ?ってことで、今回はCPUのプロセスルールについてのお話です。既に知っている人はスルーしていただくか、不足する部分があったら不勉強な私に教えてください。

凄い技術

プロセスルールは凄い技術を表す数値なんスよ!と聞いてもピンとは来ないと思います。何が一体凄いのか?というと、CPUの内部には多くの機能があり、そのための回路を組んでいます。

そのCPUの回路の配線のサイズを表すのがプロセスルールです。プロセスルールの単位はnm(ナノメートル)で表されてます。ナノメートルは1メートルの10のマイナス9乗です。

というと、益々分かりづらいので、個人差はありますが、大体人の髪の毛の太さが0.1mmでして、それをナノメートルという単位に置き換えると、10万ナノメートルです。

つまりプロセスルールの単位であるナノメートルは髪の毛の10万分の1の太さです。こんな太さなら米粒に般若心経を何回写経できるか検討もつきません。

CPUに与える影響

プロセスルールが回路の細さで、すごい技術というのがわかったけど、それがどうしてCPUに影響があるのか?細いと何がメリットなのか?というのとですが、細い線で作った回路を敷き詰めることで、CPU内のトランジスタ自体大きさも小さくなるので、パーツが小さくなれば発熱も下がります。

また、小さい面積で済むのならCPUのダイのサイズを縮小することも可能です。プロセスルールが細ければ細いほど沢山の機能を詰め込めるのというメリットがあるのです。

ただし、細ければそれだけの技術力が必要となるので、まず、それだけ細いものを操る製造過程を作り出す研究と開発費からして大掛かりなものになり、莫大な金額もかかります。

莫大な金額がかかったモノならば、それは価格に載せられるので、金額が上がります。これを考えると、CPUの値段が高くなるのも頷けます。

プロセスルールは1つの指標

プロセスルールが細くなればそれだけ技術力が凄いということではありますが、CPU全ての性能差がプロセスルールで決まってしまうというものではありません。CPUには性能の指標となるものは、他にも沢山あります。

新しいCPUの話題が出た際に、プロセスルールがどんなものか?というのが少しわかっていれば、新しいCPUへの関心が少し増えると思います。最近はAMDがCPUの方面でとても頑張っていて、プロセスルールは7nmとなっています。

intelは今のところ14nmを貫いているので、プロセスルールだけでは性能は測れませんが、今後の2社のCPU展開がどうなるのか?ということを考えるとワクワクします。