Wi-Fi6や5Gといった高速無線規格が出てきたので、そろそろ無線LANでも十分なネットワーク環境が得られるのでは?という希望も持てるようになってきました。実際に、我が家も先日Wi-Fi6の無線LANルーターを導入して、有線LANの性能向上は実感することができました。
しかし、これはあくまでルーターの性能のパワーアップの問題でして、無線LANの状況はわかりません。そこで、Wi-Fi6に対応する機器ということで、最近発売されたiPhone SE第二世代を購入してみたので、Wi-Fi6の速度比較をしてみました。
速度測定結果
早速iPhone SEでグーグルのスピードテストを行ってみました。まず、ルーターとの至近距離での計測はダウンロードで505Mbpsとなり、アップロードは548Mbpsとなってました。なかなかの速度が出ております。
そして、壁一枚隔てたルーターの隣の部屋は、ダウンロードは421Mbpsで、アップロードは434Mbpsでした。
最後にルーターは1階に設置してますが、2階の部屋から測定したところ(部屋の扉を閉めてます。)ダウンロードが249Mbpsでアップロードは132Mbpsという結果になりました。
流石に階が違うと通信速度は大分落ちてしまいますが、この通信速度ならばインターネットをしていても十分な速度であると言えます。『WiFi6スゲー!』という語彙力の無くなるくらいの感想が出てしまいます。
ちなみに、以前Wi-Fi6に対応していないAndroidスマホで測定をした際には、70Mbps程度しか速度が出ていなかったことを比較すると、Wi-Fi6に対応する機器への買い替えは大いにありと言えます。
デスクトップPCの無線化もアリ
この結果を踏まえると、デスクトップPCもWi-Fi6に対応させて無線化するのもアリかもしれないと感じました。自分のPCは有線の配線をエアコンダクトを使用して優先を引っ張っているのてすが、他の部屋まで外壁をつたってLANを敷設するのは面倒なので、このWi-Fi6の性能なら今余ってるデスクトップPCにWi-Fi6対応機器をセットして使うなんてことも考えられます。
とくに、いまだにGPD WinをノートPC替わりに使っている家族もいますので、やはり、買うとしたらPCIスロットに挿すタイプのものを購入するようになると思います。
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時代は無線に?
まさか、ここまで速度が上がるとは思っていなかったので、頻繁に重たいデータをやりとりすることが無ければ、無線でも十分にネットワークが安定する時代になったと驚かされます。
私は流石にPCゲームのダウンロードがあるんで有線至上主義は変えられませんが、無線じゃなければダメという時代ではなくなってきているようです。この数値が当たり前になってくれば、無線LANを使ってのネットワーク対戦人口も増えて、ネットゲームの敷居も下がり盛り上がっていきそうです。