最近2Dアニメーションソフトを色々使っておりますが、Blenderでも2Dアニメーション作成ができるということで、試してみました。
Blenderのグリースペンシルの使い方
まず、Blenderをアップデートして最新2.8verにしておきます。今から開始する人はSteamでダウンロードすると手っ取り早いです。
また日本語化も必要になりますので、日本語化しておくと便利です。
まず、Blenderを起動すると、どういったモードで起動するか聞かれるので、2D Animationを選択すると、2D描画モードで開始します。
いきなり白いキャンバスに絵描いていいぞ~。という状態になりますが、これだけですと絵を適当に描くだけになってしまいます。
多分通常ですと右側のメニューにあるレイヤー(オブジェクトプロパティ)とマテリアルプロパティというところで調整が必要です。レイヤーはPhotoshopやクリップスタジオみたいにセル画の様に絵を重ねて描くことが可能です。
そして、マテリアルはペンによる設定です。ペンで描いてますが、これは結局3DCGの頂点の集合体になります。
同じマテリアルで作ったオブジェクトは、同じ属性になってしまいますので、途中で色を変えたら全部色が変わるので、同じ部品で作るものは、同じマテリアルで作るということを心がけます。
メニューは右クリックすると、エリアを分けられるので、上下に分けてマテリアルとレイヤーの2つは表示しておくと便利です。
あとは、描くだけ・・・。ですが、もしパーツ分割するならオブジェクト毎に分けていった方が良いです。人間型にするなら、動かしたいパーツそれぞれで分割するのが良いでしょう。
作った絵(オブジェクト)にボーンを入れる
Blenderでは、ボーン(アーマチュア)を配置して、オブジェクトを動かします。これは3DCGでも一緒です。
このボーンに動きをつけて、あとは、動かしたアニメーションを時間毎に記録して最後にアニメーション化けさせます。
ちなみに動きをつけていったらキーボードのi(アイ)を押すと、キーフレームを打つことができるモードになります。
動画に書き出す
アニメーションを付けたら最後に書き出しを行います。ツール→レンダ→アニメーションレンダリングから行います。その前に書き出しはまたメニューのプリンターみたいなマークの出力プロパティで決定します。
最初は画像でpngファイルで書き出す設定になっているかと思うので、動画(FFmpeg)でエンコーティングでMPEG-4を選択すると良いでしょう。
とにかくメニューが細かいので、見分けるのが大変でした。あと、操作には沢山のショートカットを覚えなければならないので、グリースペンシルの使い方動画を見ても『ファ?するすると進みすぎー!』となるので、まずはBlenderそのもの操作をしっかりと覚えた方が良いと思いました。
2Dアニメーションを作るのは大変
1枚1枚描画をしなければならないのは、結局のところ2DCGでのアニメーション作成と変わりありません。
そして、更にレイヤーとマテリアルの感覚を理解する必要もあります。Blenderに慣れていない人には、わざわざBlenderを使って2Dアニメーションを作る必要は無いかと思えました。
また、25フレームくらいのアニメでも、エンコードに数秒かかりますので、長いアニメーションのレンダリングなんかはかなり時間がかかるようなものになると思われます。
とりあえず、やるだけやってみましたが、4時間四苦八苦して25フレームのアニメつくるのがやっとでした(笑)かなり慣れが無いと、極めるのは難しそうです。
しかし、やれるようになったらかなり楽しそうではあるので、Blenderの勉強も引き続き継続していかねばなりません。