龍が如く7をPS4リモートを使用してPC上でクリアしましたので、クリア後の感想をつづっていきます。
ネタバレも含まれますので、まだクリアしていない人は、クリア前の感想記事を見てお楽しみください。
龍が如く7のクリアまでの時間
PS4にはプレイ時間計測機能が無いので、だいたい1日2時間~3時間、そして休日に睡眠を削って7時間くらい遊んでいたかと思います。
最近は睡眠を削ってまで遊ぶゲームも無かったんですが、久々に没頭してしまいました。多分50時間近く遊んだかもしれません。飽きっぽい私が20時間以上飽きずに継続して、なおかつ50時間もプレイしたのは奇跡に近いです。
RPGはとくに眠くなりやすいのですが、この龍が如く7は睡魔に襲われることもなく、むしろ睡魔を跳ね除けて遊ぶ気にさせてくれたゲームです。
龍が如く7の評価
満足な点
- 敵よりレベルが低ければ緊張感のあるバトル
- 豊富なミニゲームやサブストーリー
- 惹きこまれるストーリー
不満な点
- 一部のジョブが強すぎてバランスブレイカーなところがある
- ラストにいくにつれて戦闘が大味になっている
- 属性がラストに行くにつれてあまり意味が無い
- デリバリーヘルプが強すぎる
それぞれの感想
グラフィック
グラフィックは最後まで手を抜かれることなく美しくつくられておりました。PS4で和ゲーとしたらかなり頑張っている方だと思います。
光の表現などもとても美しいです。とくに横浜の夜景の見えるところは大変美しいです。また戦闘などの特殊効果や極技の演出も頑張っていると思います。
最後の方に使える奥義のような技は、一部やりすぎなくらい力が入っていますので、仲間になるキャラそれぞれの技を見るのも楽しいです。
操作性
操作性はRPGとして良くできていると思います。ただし、このゲームは昔から障害物とか人物に当たると挙動がはいって煩わしいので、それは慣れの問題になるかと思います。
慣れれば、こんなもんだ・・・。で割り切れますが、たまに後ろを走っている仲間が看板や自転車などをバキバキ壊していくのは、申し訳ない気持ちになります。
一部QTEの部分があるんですが、このボタンがバトル中のボタンとは違って、タイミング押しとか連打じゃないので、ファ???って戸惑うこともあります。ボタンを表示させるなら一貫してほしかったと思います。
あとは、会社経営モードで従業員の体力(やる気)回復させるのが個別にしかできないので、一括回復があったら良かったと思います。面倒なんです。
ゲーム性
RPGという根本のところに様々なミニゲームが足されています。ミニゲームは遊ばなくても良いのですが、一部のモードはストーリー上一回は触らなければならないものもあります。
一部のミニゲームなどには、ゲームバランスを一気に歪めてしまうものもあります。会社経営モードなんて、このモードで1位を取れたら、もう資金に困ることなんかほとんどない状態になります。(クリア後モードでもっと稼げるところがあるかはまだ判明していません。)
あと、大阪にあるバトルタワー的なものも、周回することで得られる装備を人数分取得してしまうとラストバトルがとても簡単になってしまうので、緊張感があるバトルを楽しみたいなら控えた方が良いかと思いました。
基本的にはムービーゲーなのですが、ムービーがしっかりと作りこまれストーリー展開が気になるように作られているし、長いムービーの合間にもテキストスキップできる部分があるなど、飽きさせず眠くならないようにつくられておりました。
爽快感・達成感
バトルは連打やタイミング押しなどの要素もあり、敵の攻撃に合わせてボタンを押すとジャストディフェンスになるので、駆け引き要素があるのでとても楽しく遊べました。見てるだけのRPGだったら多分私はこのゲームを最後まで遊べていなかったと思います。
しかし、ジャストディフェンスのおかげで、緊張感を常に持つことができました。緊張感があると、ついつい次のボスはどんなのだろう?とかワクワクして睡魔にも襲われず、睡眠を削って遊んでしまいました。中毒性のある爽快感と達成感があるゲームだと思います。
ストーリーはとにかく惹きこまれ続きが気になる展開になっています。実はこうじゃないのかな?なんて予想を立ててみて『やっぱりな~』とか『マジ?』と思わされる展開もあって楽しめます。
とくに、このゲームの主人公の春日一番は40歳代とは思えない『熱い心』を持っているので、まるで昭和世代のジャンプ漫画を読んでいるかのような気持ちになりました。多分近い年代の人が遊ぶものとして作られているのかもしれません。この春日一番をとりまく人間模様を見るのも、爽快であったりするのです。
このゲームはオススメ?
音楽も格好良く、グラフィックも良い、RPGになったけどテンポが決して悪いわけではなく、むしろサクサク進行します。また終盤になると敵とのエンカウントをオフできる装備が取得できるので、ストーリーだけを追いたい私のような面倒くさがりにも楽しめることができます。
そして、いろいろな要素をヤリコミたい派にも応える要素が沢山あります。ミニゲームから収集要素、そしてヤリコミ要素なんかも多数あるので、このゲームがあれば数か月は困らないんじゃないか?っていうくらいのボリュームです。
アクションゲームじゃなくなったから敬遠しているという人も、緊張感のあるRPGに仕上がっているので個人的にはとてもオススメなゲームです。強いていえば、早くYAKUZA7としてPCで出してくれないかな?っていうくらいでしょうか。一応過去作品のキャラクターなどもゲスト登場しているので、歴代のシリーズを楽しんできた方も盛り上がるところはあると思います。
個人的総合感想
多分睡眠時間をこれほど削って遊ぶのは、SEKIRO以来ではないでしょうか?サムスピにも少しハマりましたが、ここまで睡眠時間を削ったのは久々だと思います。目がショボショボしてもやりづづけてしまう魅力がありました。
ストーリーも、こうなんだろうな~なんて予想をしていて、当たっていたり裏切られたりと、しっかりと緩急抑揚が付けられていて、飽きやすい私が50時間もやり続けていたことがビックリです。とくにRPGはかなり苦手な部類になっていたのに、アクション要素なところと緊張感のあるバトルが味わえたのが良かったと思います。
ただ、惜しむらくは私は大阪のバトルタワー的なところで調子に乗ってレベルを上げすぎてしまったことくらいでしょうか?それ以降から全くと言っていいほどバトルに苦労しなくなってしまい、最後はちょっとストーリーを見るだけに近い状況になってしまいました。
ヒヤヒヤ感がもうちょっと欲しかったかな?とも思います。クリア後のヤリコミ要素で、強い敵が出てくるところがあるらしいので、そちらを楽しみにしたいです。このゲームはレベル補正が強すぎなので、丁度良いレベル差に仕上げないと、若干敵が弱くなりすぎるところもあるのが注意が必要だとも思います。
敵より5LVくらい低い方が緊張感が味わえると感じます。LV3以内だとかなり楽に倒せてしまう気もします。また会社経営でTOPを取ってしまうとお金が山ほど入手できてしまうのも、バランスブレイカーかもしれません。会社経営もある程度システムを近いしてしまうと、惰性で作業的になっているところも感じます。
RPGでもアクションゲームでもそうですが、やはり序盤の苦労をして試行錯誤して作戦を確立させるまでが一番楽しいな・・・。と、このゲームでも思い知りました。しかし、物語中盤まではバトルも緊張感があり楽しかったです。
バトルはサっちゃんをアイドルにして全体回復を楽に行えるようにしてから、ちょっと大味化したかもしれませんが、居なければ居ないで苦労するしで、なかなかバランス取りが難しかったです。また、このゲームは比較的に敵に状態異常が効きやすいのも穴であると思いました。ラスボス近くまで毒属性がブイブイ言わせられます。
と、いろいろと不満ではなく、攻略の糸口を思いつく楽しさを味わってしまった上で、もうちょっと属性とかのダメージ補正があった、もっともっと面白かったと思います。今でも十分に面白いゲームですが。
最後にクリアしてストーリーは最高にスッキリ!とまではいきませんが、モヤモヤも残しつつも、爽やかな形で終わったかもしれません。若干悲しいというか残念なところもありますが、エンディングを迎えて久々に大きな達成感を味わえております。クリア後のヤリコミ要素も多数控えているようなので、今後またヤリコミ要素は気が向いたら遊んでいきたいと思います。
色々不満じみた事も書いておりますが、面白いからこその不満であり、今年の頭からデキの良いゲームに出会えて幸先が良いと思えております。