最近のゲームは親切を通りこして親切すぎると感じます。というのも、先日久々にコナミコレクションを遊んでみたり、レトロゲームを遊ぶ機会があったのですが、それはもう難しいを通りこして理不尽にすら感じる罠や嫌らしい敵の配置を体験できました。
理不尽なのはいただけないですが、昔のゲームは、難しいだけあって攻略する楽しみがあると感じました。そんな状況で、最近のゲームの親切すぎると感じる部分をピックアップしてみたいと思います。
最近のゲームは親切すぎると感じた3つのこと
すぐにやりなおせる
今のゲームは、ゲームオーバーになっても、何度でも遊べる仕様になってます。『どういうこと?』と感じる人もいるかと思いますが、昔のゲームは残機制や時間制限のあるものが多かったので、遊ぶにも限界がありました。とくに残機制のものは、それこそゲームが上手でないとクリアなんてとてもじゃないけどできませんでした。
しかし、今のゲームは残機は無制限、コンティニューも無限、セーブでやり直し放題という、親切設計です。チェックポイントというものも用意されて、もしプレイヤーキャラがやられてしまっても、すぐに同じ場所からリトライできるという、こちらも大変親切なシステムが当たり前になってきています。
移動が楽
昔のゲーム、とくにRPGでは、目的地が示されないものが多く、目的地を探すことすら冒険の一部でした。
しかし、最近のRPGは目的地がマップに示されるばかりか、クリックひとつでオートで目的地に連れていってくれるものがあります。とてもとても親切ですね。
また、一度訪れた目的地はファストトラベルという、一瞬で移動することが可能になっています。親切極まりない状況です。
クリア前提で作られている
昔のゲームは、いかにプレイヤーをクリアさせないか?という作りになっています。しかし、最近のゲームはクリアすることが前提で、その上でやり込み要素などを上乗せしています。「どうぞ、お進みください」という気配りが伺えます。
ヒントや攻略情報もあり、助け船もガンガンに出してくれます。なんなら、クリアしたことにしちゃって良いなんて、見なしクリア判定まであります。まさに親切of親切な設計です。
高難易度ゲームすら親切
最近の高難易度といわれる、DARK SOULSや、sekiro等も、レトロゲームと比較すると、とても親切だと思います。とくに、無限コンティニューにセーブもあるとか、よくよく考えると甘やかされている気すらしてきました(笑)
しかし、レトロゲームの理不尽さと、セーブが無くて一からやり直しというのは、悲劇ばかりでもあったので、上に挙げた親切設計も、積み重ねられた技術のひとつなのかもしれません。しかし、あまり親切が過ぎると達成感が得られないのも事実なので、いい感じにプレイヤーの成長を促してくれるゲームが増えてくれると嬉しいです。
レトロゲームは「コリャ酷い!マジヤバイ!」と思いつつも、なんか悔しくて夢中で遊んでしまう魔力と魅力がありますので、そこら辺の魅力は親切設計のゲームでも失わないでいて欲しいです。レトロゲームを遊んだ後に、スマホゲーやブラウザゲームを遊ぶと親切過ぎてお風呂の後にビール飲んで布団に入って抑揚の無い環境映像を見てる気になりました。